ペルー大統領、汚職捜査を妨害か 兄拘束巡り、職権乱用疑い
【サンパウロ共同】ペルーの捜査当局は10日、職権乱用などの疑いでボルアルテ大統領とオルティス内相に対する調査を開始すると表明した。地元メディアが報じた。ボルアルテ氏は汚職捜査を担当する警察の活動を停止させ、捜査を妨害した疑いが持たれている。 捜査当局は10日、金銭などと引き換えに行政の人事に影響力を行使した疑いでボルアルテ氏の兄を拘束した。この捜査の動きを事前に知ったボルアルテ氏が、やめさせるようにオルティス氏に命じたとされる。 ボルアルテ氏自身も不正蓄財の疑惑が持ち上がっており、周辺で汚職の捜査が活発化している。
