福井県の小学校で児童に強制わいせつ、教諭側が改めて無罪を主張 控訴審初公判、11月7日に判決
勤務する福井県坂井市の小学校内で女子児童にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われ、一審福井地裁で懲役1年2月の実刑判決を受けた同校教諭の男(60)の控訴審初公判が10月1日、名古屋高裁金沢支部(山田耕司裁判長)であった。弁護側は一審判決には事実誤認があるとして改めて無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求めて即日結審した。判決公判は11月7日。 一審判決によると、昨年1月10日ごろから同5月12日までの間に、坂井市の小学校内で女子児童に対し、服の上から胸や下半身を触るわいせつな行為をした。被告は逮捕時から一貫して否認しており、わいせつ行為があったかどうかが争点となり、福井地裁は被害児童の供述について「ある程度具体的に供述しており、内容に不自然な点はない」などとして、信用できると判断した。
福井新聞社