青森市内のバーで面識のない女性の下半身を触ったとして不同意わいせつの罪に問われた元警部補の男に対し裁判所は懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。 判決を受けたのは齋藤新治被告60歳です。県南地方の警察署に勤務していた齋藤被告はことし3月青森市浪岡のバーの店内で客として居合わせた当時25歳の女性の尻を服の上から両手でつかんだなどとして不同意わいせつの罪に問われました。 きょうの判決で青森地方裁判所弘前支部の亀井祐樹裁判官は「無防備な状態の被害者に対するわいせつ行為は卑劣で相当に悪質だ」と指摘しました。ただ被告は事実を認めて反省の言葉を述べ警察官を依願退職しており「更生の機会を与えるのが相当」として懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。