王楚欽「少しずつ状態を良くしていきたい」樊振東「自分を成長させる良い機会」馬龍「我々も相手に向かっていく」<世界卓球2024>
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)> 21日、世界卓球選手権釜山大会の男子決勝トーナメント2回戦が行われ、中国代表とルーマニア代表が対戦した。 中国代表は王楚欽(ワンチューチン)、樊振東(ファンジェンドン)、馬龍(マロン)の3人が勝利し、ルーマニア代表に3-0で勝利を飾った。 試合後、王楚欽(ワンチューチン)、樊振東(ファンジェンドン)、馬龍(マロン)が報道陣の質問に答えた。
中国代表 試合後インタビュー
<1セット目は2-8とリードされた状態から12-10で逆転、2セット目は11-2で勝ち取った。どうやって相手に対応していったのか> 王楚欽:相手とは初対戦だったし、団体の決勝トーナメントで自分がそこまで試合をコントロールできなかったが、2-8で負けていても諦めず、このゲームの中では1点づつ追いついて、次のゲームに向けて準備をしていくつもりでした。点数が追いつくにつれて、相手のリズムや会場、雰囲気に慣れてきた。 それで1セット目を取ることができたので2セット目からはかなり余裕を持ってプレーができました。 <予選リーグから決勝トーナメント1回戦まで少しづつ状態は上がってきているか> 王楚欽:1試合の中で一気に状態を良くするのではなく、1試合1試合で少しずつ状態を良くしていきたいと思っています。ここまで来ると状態の良し悪し言っている場合ではなくて、結果論の方が重要です。 <違う卓球台で会場や周りとの距離、周りの応援の声などに影響されたか> 樊振東:台が違うので(雰囲気も)違うなと感じるものはありますが、相手が午前中に試合をしていることを考慮すると自分は自分の目の前の試合だけに集中することが大事だと思ってます。試合中の変化や環境に対しては柔軟に対応していきます。 <次の試合からレベルが高くなってくるが> 樊振東:確かに次からはレベルが高くなります。ただこれは自分を成長させる良い機会だと思っています。 自分の状態など全面的なことを考慮して、良い状態で相手に勝利したいと考えています。 <この先の苦しい展開に備えて準備などしていくか> 馬龍:毎試合、苦しい展開を想定して準備しています。女子チームも(インド戦で)いきなり苦しい展開が来て、男子チームも気が引き締まったと思います。 世界選手権ですので全員緊張はするかもしれないし何かが原因でミスをしてしまうかもしれません。ですので、まずやることは、苦しい展開を想定して目の前の一点一点に集中していくことだと思っています。 もちろん試合中は色々な困難や苦しい事があると思います。ベスト8に入っている相手はとても強く、向かってくると思うのですが、同時に我々も相手に向かっていく準備をしていきます。
世界卓球2024 決勝トーナメント
<2回戦 中国 3-0 ルーマニア> 〇王楚欽 3-0 オビディウ・イオネスク 12-10/11-1/11-4 〇樊振東 3-0 エドゥアルド・イオネスク 11-3/11-6/11-5 〇馬龍 3-0 MOVILEANU Darius 11-8/11-4/11-2
ラリーズ編集部