任天堂、Switch現行機の販売予想を下方修正 後継機の発表が待たれるなか
Nintendo Switch後継機の発表が待たれるなか、任天堂が今年度における現行のNintendo Switchの予想販売数量を下方修正した。 「Nintendo Switch」画像・動画ギャラリー 2024年11月5日、任天堂は発売から8年⽬を迎えたNintendo Switchの2025年3⽉期通期業績予想を1350万台から1250万台へと引き下げた。 あわせて、売上高予想を1兆3500億円から1兆2800億円へ、営業利益予想を4000億円から3600億円へ修正した。 Nintendo Switch後継機は今年度中に発表される予定であるため、4月までには詳しい情報が明らかになると思われる。 2025年3⽉期第2四半期(2024年7月から9月)においては、売上高は2767億円、純利益は277億円を計上。売上高は前年同期比17%減、純利益は69%の大幅減だ。 昨年度は映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が記録破りな結果を残し、任天堂にとって大きな年だったということには留意が必要だ。とはいえ、今年度は業績が著しく低下している。 Nintendo Switchは9月30日までの6カ月間で472万台を販売し、前年同期の684万台から31%減。ソフトウェアの販売本数は7028万本で、前年同期比27.6%減となった。 任天堂は「ハードウェア・ソフトウェアともに中間期の販売数量としては⾮常に⾼い⽔準となっていました」と述べ、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開によってゲーム専⽤機ビジネスが活性化されたとしている。 「⼀⽅で、当中間期はこのような特殊な要因がなく、またNintendo Switchは発売から8年⽬を迎えていることもあり、前年同期⽐でハードウェア・ソフトウェアともに販売数量は⼤きく減少しました」 決算説明とともに、最近発売されたゲームの売り上げ情報も公開された。5月に発売された『ペーパーマリオRPG』は194万本、6月発売の『ルイージマンション2 HD』は157万本、9月発売の『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は258万本で、当期に発売された新作タイトルが順調に販売を伸ばしたとのことだ。『マリオカート8 デラックス』は依然として絶好調で、さらに231万本を販売。累計販売本数は驚愕の6427万本となった。 任天堂はNintendo Switch後継機に関して何も語らなかったが、引き続き現行機の魅力を伝えていくとした。 「引き続きハードウェアでは、Nintendo Switchの魅力をお伝えし続けることで、“一家に一台”から“一家に複数台”、さらには“一人に一台”の普及を目指します。また、より多くのお客様に、より長くNintendo Switchを遊んでいただけるように、継続してユニークな提案を行い、販売の最大化を目指します」 今後発売が予定されているゲームは『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』(11月7日)、『ドンキーコング リターンズ HD』(2025年1月16日)など。 写真:Anusak Laowilas/NurPhoto(Getty Images)
Wesley Yin-Poole
【関連記事】
- 8月末発売の『聖剣伝説 VISIONS of MANA』PS5版がAmazonの在庫処分セールに登場
- Razerのゲーミングキーボード「Huntsman V2 Tenkeyless」がAmazonにて26%オフで販売中
- 任天堂のゲーム音楽を聴けるアプリ「Nintendo Music」の配信がスタート Switch Online加入者なら追加料金なしで利用可能なサブスク音楽サービス
- 『スプラトゥーン4』はどう進化すべきか? 「ひとつの終わり」を迎えた『スプラトゥーン3』から見るイカたちの今と未来
- ドラえもんたちがドット絵で登場するカイロソフトの『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』がSwitchのDLランキング首位に