レンジャーズ新人が今季初サイクル安打 60試合以下でランニング&満塁弾との合わせ技の初快挙
レンジャーズの新人ワイアット・ラングフォード外野手(22)が6月30日(日本時間7月1日)、サイクル安打を達成した。サイクルヒットはメジャーリーグで今季初めて。新人では昨年のエリー・デラクルス(レッズ)以来で、レ軍の新人では85年のオディビー・マクダウェル以来39年ぶりの快挙となった。 「5番左翼」で出場し、2回の第1打席は右飛に倒れた。4回の第2打席で左越えに三塁打。飛距離389フィート(約119メートル)で、オリオールパークアットカムデンヤーズは改修で左翼フェンスを下げており、30球場中22球場なら本塁打という大飛球だった。 5回の第3打席は、二塁手の右をゴロでしぶとく抜いた。通常なら単打で終わりそうな右中間への打球に、積極的走塁で二塁を陥れた。6回の第4打席は遊撃右への内野安打。サイクルへリーチをかけた。 8回の第5打席は、無死一、二塁から左翼ポール際への4号3ランを放った。「本塁打を狙っていた。(しかし)野球は何が起こるか分からない」と振り返った。ボウチー監督は「新人年にサイクルを達成するのは、非常に大きな出来事だ。選手は一生をかけても達成しないこともある。皆が彼の成功を祈っていたが、彼は見事に達成した」とほめた。 ラングフォードはフロリダ大から23年ドラフト1巡目、全体4位でレ軍入りした。これがメジャー通算60試合目の出場。これまでに満塁本塁打、ランニング本塁打を達成しており、60試合以下で3つを達成したのは史上初となった。