「トイレを貸して」不審者の民家訪問相次ぐ 10月、広島市佐伯区で情報3件 「下見」の可能性も
今月に入り、広島市佐伯区で「トイレを貸してほしい」と民家を訪問する不審者情報が3件寄せられていることが広島県警佐伯署への取材で分かった。首都圏で住宅を狙った強盗事件が発生する中、同署は住宅に入り、資産などの状況を把握する「下見」の可能性もあるとして警戒している。 【写真】広島県警佐伯署 同署によると、不審者はいずれも男で、10~19日の朝や夕方に民家の住人に対し「トイレを貸してくれ」「両替をさせてほしい」などと言って訪問。住人が申し出を断ると、男は立ち去ったという。応対したのは70~90代の女性で、いずれもけがはなかった。 同署は管内のパトロールを強化。金品を盗まれる恐れもあるとして注意を呼びかけている。また、安佐南署によると、安佐南区では23日夜にインターホンで「あいさつ回りです」などと言って民家を訪ねる不審者がいたという。