山本由伸が右上腕張りで2回緊急降板 中7日も直球平均2キロ、最速は4キロダウンの異変
◆米大リーグ ドジャース―ロイヤルズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】似て…る?山本由伸のボブルヘッド人形 ドジャース・大谷翔平投手(29)が15日(日本時間16日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、山本由伸投手(25)は、先発のマウンドに上がったが、2回28球を投げて1安打無失点だったが緊急降板した。球団は「右上腕三頭筋の張り」と発表した。 結果だけ見れば打者8人に投げて1安打1四球で無失点、1奪三振。だが、内容に異変が表れているのは明らかだった。抜群の制球力を誇る山本だが、28球を投げてストライクは14球でストライク率は50%。空振りは2回2死一塁で迎えた最後の打者のブランコから奪った2つだけだった。 さらに球速は最速が初回の初球に投じた95・9マイル(約154・3キロ)。前回登板の7日(同8日)の敵地・ヤンキース戦ではメジャー移籍後最速の98・4マイル(約158・4キロ)をマークしたが、最速で4キロ下がった。データサイト「ベースボール・サバント」によると、直球の今季の平均球速は95・5マイル(約153・7キロ)。この日は13球を投げた直球の平均は94・2マイル(約151・6キロ)と2キロほど遅かった。 山本は当初、中5日で13日(同14日)の本拠地・レンジャーズ戦で先発予定だったが、7日(同8日)の敵地・ヤンキース戦でメジャー移籍後最多となる106球を投げた疲労を考慮されて登板日が中7日に変更。前回登板のヤンキース戦では、ジャッジら強力打線を前に7回無失点の好投を見せていた。
報知新聞社