ウクライナのゼレンスキー大統領（右から2人目）と言葉を交わす岸田文雄首相（左から2人目）らG7首脳＝イタリア・プーリア州で13日（内閣広報室提供）

　岸田文雄首相は13日午後（日本時間同日夜）、主要7カ国首脳会議（G7サミット）のウクライナ情勢に関する討議で、ロシアの侵攻を受けるウクライナの地雷除去対策を議論する国際会議を2025年に日本で開催すると表明した。同年秋にも開催する。「日本は地雷対策支援を重視しており、日本製の大型地雷除去機の（ウクライナへの）供与も進める」と述べた。 【写真】「100万人流出」　ウクライナ侵攻以降、ロシア人の主な移住先 　また首相は、第三国を通じたロシアの制裁回避に対応するため、中国などの団体への制裁を検討する考えも明らかにした。 　これに先立つパレスチナ自治区ガザ地区情勢に関する討議では「人質解放・停戦を巡るバイデン米大統領のイニシアチブを強く支持する」と述べ、バイデン氏が5月末に発表した停戦案を支持する考えを改めて表明。「ハマスを含む全ての当事者がこれを受け入れ、即時停戦、人質の解放、人道状況の改善、持続的な停戦を作り上げていく必要がある」とも強調した。【バーリ（イタリア南部）影山哲也】