『黒執事 -寄宿学校編-』渡部俊樹、榎木淳弥、武内駿輔、橘 龍丸が大苦戦「揃えて言う台詞が大変でした」
今回、ご紹介するのは、アニメ『黒執事 -寄宿学校編-』。人気シリーズ『黒執事』のアニメ化6作目です。エドガー・レドモンド役の渡部俊樹さん、ロレンス・ブルーアー役の榎木淳弥さん、ハーマン・グリーンヒル役の武内駿輔さん、グレゴリー・バイオレット役の橘 龍丸さんにお話をうかがいました。 【画像】イケメンが勢揃い! 渡部俊樹さん、榎木淳弥さん、武内駿輔さん、橘龍丸さんのショット集はコチラ。
「学生ならではのドラマを観ていただきたいです」
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 180 全世界シリーズ累計3,500万部を超え、その美しく緻密に描かれた世界観と多彩なキャラクターで世界中のファンを魅了し続ける『黒執事』。 アニメ化6作目となる『黒執事 -寄宿学校編-』の舞台は、19世紀英国。名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは、13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに、女王の番犬として裏社会の汚れ仕事を請け負っていました。 ある日、シエルの元に女王から、英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に通う親族・デリックほか複数人の生徒が音信不通になっているという手紙が届きます。セバスチャンとシエルは、事件を調査するためにウェストン校に潜入。事件の真相を探りますが……。 監督は、TVアニメ『3月のライオン』で繊細な世界観を映像に落とし込んだ岡田堅二朗、シリーズ構成に『黒執事』1作目から脚本を執筆してきた吉野弘幸、キャラクターデザインはTVアニメ『ホリミヤ』で総作画監督を務める清水祐実。 音楽は『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の川﨑 龍、制作はTVアニメ『ホリミヤ』『SPY×FAMILY』を手掛けるCloverWorksが担当。継承と一新、実力派スタッフたちが映像を彩ります。 ーー作品に対して、どのような印象を持ちましたか? 橘さん 今回のシリーズでは、これまでになかったような学生らしい事件が起こります。キャラクターたちの新たな魅力を楽しめると思います。 榎木さん ミステリーものでもあるので、閉鎖空間の中で事件が起こり、謎を解く緊張感が面白いと思います。そして、分かりやすく、各寮が色で分かれているところがキャッチーで良いと思いました。 武内さん 色分けって良いですよね。 渡部さん ファンの方々も誰を推すか、分かりやすいですし、コンテンツとして見やすいと思いました。 武内さん この寮に入りたい、とかね。 ーー収録現場の雰囲気はいかがでしたか? 武内さん 和気あいあいとした雰囲気でした。 渡部さん 4人一緒の収録が多かったですし。 ーー収録前にどのようなお話をされましたか? 橘さん いろんな話をしました。ペットの話とか(笑)。 ーー同級生を演じるにあたって、仲良くしようとしたとか? 渡部さん 意識してそうしようとは思わなかったです。自然とですね。 榎木さん 僕らはほぼ同世代なんです。 武内さん 僕だけ、10くらい離れています。 榎木さん 橘さんは初対面でしたが、以前からお仕事でご一緒したことがある方々が多く、慣れはあったと思います。 武内さん 最初からガッチガチの状態で始まることはなかったです。劇中のP4もベタベタした関係ではないので、心に踏み込んでいるわけではないけれど、信頼し合っているという、あうんの呼吸感は頑張ろうと思いましたが……揃えて言う台詞が大変でした。 渡部さん 合わせ台詞が、まぁ~、合わない(笑)。 武内さん めちゃくちゃ合わなかったですね。 橘さん それぞれのキャラクターの個性が強すぎる結果なのかもしれません。僕のようにボソボソ喋るキャラクター、熱量をわーっと出すキャラクター、抑揚たっぷりに歌うように喋るキャラクターなどがいて、全く合わなかったです。 武内さん いろいろと試す中で、榎木さんが“画面を見ないで、お互いの顔を見ながら、呼吸で合わせましょう”と提案してくれたのですが、それでも合わなかったです。 ーー最終的にうまく行くパターンはつかめたのでしょうか。 武内さん 一度もつかめずに終わりました(笑)。 ーー役柄とご自身が似ているところ、共感するところは? 渡部さん 寮のアイデンティティで言うと、僕はもともと赤とバラのモチーフが好きなんです。エドガーで言えば、ナルシストで自分が好きなところに一番共感しました(笑)。 武内さん まゆげが濃くて脳筋なところでしょうか。それとグリーンヒルの義理堅さや男同士の友情に憧れを感じるので、意識して演じようと思いました。 榎木さん 僕は、ブルーアーの意外とドジなところです。 武内さん ブルーアーは思ったよりもドジでしたね。 榎木さん 特に後半になると、親しみやすいシーンが出てくるんです。自分も忘れ物をしたり、電車を乗り間違えて遅刻したりなど、結構抜けているので、共感するところが多かったです。 橘さん 僕は絵は全く描けませんし、真逆の性格ですね。声のお仕事でバイオレットのようなキャラクターを演じたことがなく、オーディションを受けたときも、“この役は僕じゃないだろうな”と思っていたほどです。ただ、子どもの頃は引っ込み思案でしたので、彼の気持ちは理解できました。 ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。 渡部さん 本作のオーディションの話をいただいたとき、“ついに「寄宿学校編」をやるんだ”と、個人的に楽しみにしていました。まさか本作に自分が関われるとは思わず、出演が決まったときは信じられない気持ちになりました。エドガーを良いキャラクターだと思っていただけたら、幸せなことだなと思っています。 榎木さん Xでニュースを読んだ時から“出たいな”と思っていましたから、出演が決まって良かったです。話題作なだけに、視聴者の方々の反応が気になりますが、みんなで頑張って作ったので、ぜひ期待感を高めていただきたいです。 武内さん ご縁があり、この役を演じることになりました。素晴らしい先輩方が周りにいらっしゃったので、僕自身演じていて楽しかったです。学生間の思惑や刹那の連続など、学生ならではのドラマを観ていただきたいです。 橘さん 歴史ある作品だからこそ、ファンの方々の期待値が高いと思います。バイオレットは、自分の引き出しを増やすような役です。自分なりに役と向き合って、作品の歯車としてバシッとハマって、まわせたら良いなと思います。