ついにトップ4に食い込んだアストン・ヴィラが強い 指揮官エメリは謙遜「我々より優れたチームが7つある」
今季のサプライズだ
プレミアリーグ第13節で、トッテナムに逆転勝利を収めたアストン・ヴィラ。最近9試合ではわずか1敗で、4位にまで順位を上げてきた。4位といえばチャンピオンズリーグ出場圏内であり、アストン・ヴィラがここに食い込んでくることを予想した者は少なかったはずだ。 奪った得点数「28」はニューカッスルとタイのリーグ2位。昨夜もFWオリー・ワトキンスがさすがの得点力を見せた。中盤ではMFドウグラス・ルイスやMFジョン・マッギンが精度の高いキックを繰り出し、GKエミリアーノ・マルティネスは強気なプレイで最後尾からチームを鼓舞する。指揮官ウナイ・エメリは一体感のあるチームを作り出しており、スパーズのホームでもヴィラはひるむことがなかった。 しかし指揮官エメリは謙遜する姿勢を見せている。英『Daily Mail』がコメントを伝えた。 「トップの座を争うのに、我々よりも優れたチームが7つある。我々がそこにいる間は、それを楽しむつもりだよ」 「このような勝利で自信が持てる。しかし、バランスが大事だということははっきりしているよ。38試合あるので、安定感を見せないといけない」 「我々は良い位置にいるが、(トップクラブの)競争相手ではないよ。そこにいられる間は、それを維持するよう努めなければならない」 エメリの言う7つというのは、いわゆるBIG6にニューカッスルを加えたものだろう。トッテナムを倒したことでわかるように、今季のヴィラの実力は決してビッグクラブに引けを取らない。しかし、エメリはあくまでチャレンジャーであるとの姿勢を示した。好調のなか、選手に余計なプレッシャーを背負わせないための方便だろう。 12月にはマンチェスター・シティ、アーセナルとの連戦が控えるアストン・ヴィラ。このダークホースがどれだけ上位をかき回すことができるか注目が集まる。
構成/ザ・ワールド編集部