『南魚沼きりざい丼』

40年以上愛される『味の店 京』。 地酒と六日町ならではの料理が楽しめると、県外客が続々とやってきます。 中でもお目当ては『南魚沼きりざい丼』。 “きり”は切ること、“ざい”は野菜のこと。納豆と刻んだ野菜を混ぜ合わせた南魚沼の郷土料理で、地元では学校給食でも提供される馴染みの料理です。 中身は家庭によって異なるそうで、この店では納豆・野沢菜・たくあん・鮭・のり・神楽南蛮を刻み混ぜた具材が乗っています。南魚沼の冬は雪に閉ざされてきたため、長期間保存のきく漬物や干物などが重宝されたことが『きりざい丼』の誕生に繋がりました。 ご飯はもちろん新米コシヒカリ！ねばねばシャキシャキ具材と米を混ぜてかき込めば、もう手が止まりません。 もうひとつは、地元の人に愛されている『愛・兼続飯』。 地元の英雄・直江兼続の名を冠した〝マグロ丼〟です。元々は店では提供できない刺身の切れ端を使った“まかない飯”でしたが、客の要望を受けて商品化。直江兼続の〝ものを大切にする精神〟と繋げて命名しました。 新米コシヒカリに鮮やかな赤のマグロの刺身・ネギトロ、そこに坂戸山の雪景色をイメージした山芋・刻みのりがたっぷり乗った豪華な一杯。兼続のように、地元に愛されるメニューになりました。 お店のコシヒカリは、板長の店で作った自慢の米。一年の中でも最も美味しい新米の時期に、地元愛溢れる丼を堪能してみては。 ■味の店 京 新潟県南魚沼市六日町2252 1階 025-773-6606 【休】不定休