窃盗罪で逮捕、検察院送致された男（写真：マカオ治安警察局）

　マカオ治安警察局は12月27日、コタイ地区にある統合型リゾート（IR）施設内でスリを繰り返したとして中国人（中国本土居民）の30代の男1人を逮捕したと発表。 　同局によれば、同月17日午後、2人の旅客からIR施設内で外套のポケットの中に入れていたスマートフォンを盗まれたとする被害通報が相次いで寄せられたとのこと。 　通報を受けた警察がIR施設及び「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して捜査を進めたところ、被害者の後をつけ、洋装のジャケットで遮蔽して犯行に及んだとみられる一部始終が確認されるとともに、被疑者の身元の特定に成功。18日午前にマカオ半島の新馬路にある簡易宿泊施設で逮捕し、所持品の中から洋装のジャケット1点を発見するに至ったという。 　男は同局の調べに対して言い逃れをし、犯行を否定したというが、同局はこの男が犯行に及んだことは明白とし、窃盗罪で検察院送致済みとした。同局では、盗品のスマートフォンの行方を追うなど、本件に関する捜査を継続しているとのこと。