元“わたがし”五十嵐・桜本組が元世界一ペアの福島・松本組を撃破し決勝進出 「きょうは桜本選手に助けてもらった」と五十嵐
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ) 女子ダブルス準決勝が行われ、“元わたがし”の五十嵐有紗(BIPROGY)、桜本絢子(ヨネックス)組が福島由紀(岐阜Bluvic)、松本麻佑(ほねごり)組に19-21、21-18、21-19で勝ち、決勝に進出した。 パリ五輪後に結成した新ペア同士の対決。2018~19年に世界ランク1位を経験した福島と、18年世界選手権から2連覇した松本は、それぞれのペア解散を機に今秋、ダブルスを結成。一方の五十嵐も“わたがし”として混合ダブルス銅メダルを獲得した後、女子ダブルスに転向し、桜本と組んだ。 試合後の中継局インタビューで五十嵐は「きょうは終始、桜本選手がすごく我慢してくれて助けてもらった。私は本当に何もしていないぐらい助けてもらった」と振り返った。桜本「去年も決勝の舞台まで優勝できた。もう一度、有紗とも優勝したいという気持ちで臨んでいる」と話した。 混合ダブルスから転向した五十嵐は「競技が違うくらいきつい。練習もきつい。試合もミックスとは違った動きが多かったり、大会でしか味わえないものがたくさんあるが、すごく楽しくプレーさせてもらっている」と充実感。決勝へ向けて桜本は「きょうこういう苦しい戦いを2人で乗り越えられた。もう一戦、最後まで2人でこの舞台を楽しみながら優勝を目指したい」と意気込んだ。