海人が元ONE王者に延長の末、判定負け。試合後は無言で会場を後に【SB】
SB世界スーパーウェルター級王者の海人(TEAM F.O.D)がシュートボクシング(SB)の2024年第1弾大会となる「SHOOT BOXING 2024 act.1」(2月10日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで痛恨の敗戦を喫した。 海人はこの日、元ONEムエタイ世界フェザー級王者のペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)と対戦。試合は延長にもつれ込む接戦となったが、延長ラウンドは2人がペットモラコットを支持し、海人は0-2の判定で敗れた。 海人は昨年8月にオランダで開催された「GLORY 87」でティジャニ・ベスタティの持つGLORY王座に挑戦するも判定負け。再起戦となった11月の「SHOOT BOXING 2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-」ではマサロ・グランダーを、緊急参戦となった12月の「RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」ではジェームズ・コンデをともに1RKOで下し完全復活。今年はベスタティとの再戦実現に向け「とにかく強豪との対戦を」と熱望。そのスタートとなる一戦だった。
1R、オーソドックスの構えの海人とサウスポーのペットモラコット。ともに前手で距離を測る中、ペットモラコットが左ミドルを放つと海人も右ミドルを返す。この展開が何度か続く。圧をかけるのはペットモラコット。組み付いてこかすペットモラコット。ペットモラコットはジャブで距離を測ってから左ヒジを飛ばす。なおも圧をかけて左ミドル。海人も右ミドルを返す。ペットモラコットの左ミドル、海人の右ミドルが交錯。海人は左ミドルをキャッチし、右ローを返す。 2R、ペットモラコットの左ハイをスウェーでかわす海人。ペットモラコットは詰めて左ミドル。海人は右ミドル。ペットモラコットは首相撲からヒザ。なおもコーナーに押し込む。ペットモラコットの入り際に左フックの海人。ペットモラコットは組み付いて首相撲から海人を倒す。海人がパンチを出すもペットモラコットは左ミドルから組み付く。ペットモラコットの左ミドルをかわして右ストレートの海人。しかしペットモラコットはすぐに組み付いてヒザの攻防に。組み付くと組みの強さでペットモラコットが有利に。海人の攻撃はペットモラコットの組みで単発に終わってしまう。