沖縄市で開発された新商品のコンテスト、最高金賞に選ばれたのは? 県産素材の活用が評価に
【沖縄】沖縄市内で開発された新商品のコンテスト「沖縄市産業まつり新商品アワード」の表彰式が12月23日、市役所であり、最高金賞に食品製造業ボーンブロスファクトリーオキナワ=登川=の「ボーンブロスのスパイスカレー」とパン屋zazou(ザズー)=中央=の「コザレトロアップルパイ」が選ばれた。 (中部報道部・吉川毅) 【写真】「沖縄市産業まつり新商品アワード」で最高金賞、金賞に選ばれた事業者ら 同コンテストは市内で3年以内に開発された賞品が対象で、本年度は16商品のエントリーがあった。 最高金賞のボーンブロスのスパイスカレーは、沖縄で育った平飼い親鶏の骨から抽出したコラーゲンとミネラル豊富なスープと11種類のスパイスを使ったカレー。審査員からは「申し分のないおいしさ。沖縄産の素材を活用するサスティナブル(持続可能)なアプローチは健康や美容に価値を置く消費者にも魅力的」との評価を受けた。 コザレトロアップルパイは、バターをたっぷり使ったサクサクパイ生地にシナモンやナツメグ、沖縄原産のカラキ、黒糖を効かせたリンゴを詰めて焼き上げた商品。審査員からは「味とボリュームのバランスも良く、特に生地の味わいが絶品」と評価された。 ボーンブロスファクトリーオキナワ店舗責任者の平良由依さんは「驚きと感謝とうれしさでいっぱい。多くの人に味わっていただけたら」と笑顔。ザズーの安村正子代表は「応援してくれた人たちに感謝している。アップルパイと商品のキャラクター『エマ』を県内外にPRしたい」と意気込んだ。 その他、金賞には、竹商事「ゴーヤーチップス」、グルテンフリースイーツ・グルックス「琉球PANAカヌレ」、リュークス「青紫蘇(しそ)油味噌(みそ)」、ファブリックショップミナミ「とびんすはにんす てぃばなウェディングベール」の4商品が選ばれた。 最高金賞と金賞、優良賞に選ばれた商品は1月25、26両日、コザ運動公園で開かれる「第48回沖縄市産業まつり」で展示販売される。