小栗旬、ハン・ヒョジュ、赤西仁共演のNetflixシリーズ制作へ 『パラサイト』スタッフも参加
小栗旬が主演を務め、ヒロインにハン・ヒョジュ、共演に赤西仁と中村ゆりを迎えたNetflixシリーズが、2025年にNetflixにて世界独占配信されることが決定した。 【写真】『鎌倉殿の13人』で主人公・北条義時を演じた小栗旬 本作は、2011年のフランス映画祭で観客賞を受賞した日本劇場未公開のフランス映画『Les Émotifs anonymes(邦題:匿名レンアイ相談所)』を原作に、Netflixシリーズ作品として再構成するものロマンティックコメディ。「人に触れられない」主人公と「人の目を見られない」ヒロイン、ともに対人関係に大きな悩みを抱えた男女がチョコレートをきっかけに偶然の出会いを果たすことからはじまる物語だ。 主演の小栗が演じるは、過去のトラウマから潔癖症を抱えた大手製菓メーカーの御曹司であり、人気チョコレートショップ「ル・ソベール」の新代表に就任した主人公・藤原壮亮。 ハン・ヒョジュは、天才ショコラティエでありながら、視線恐怖症が原因で最愛の師匠がオ ーナーを務めていた「ル・ソベール」の“匿名ショコラティエ”として正体を隠して生きてきたヒロイン・ハナを演じる。 中村が演じるのは、壮亮の友人であり主治医で もある精神科医・アイリーン。のちにハナのカウンセリングも担当し、著書も出版する有名な精神科医であるが、自身はアルコール依存症を患っており、恋愛に難ありな役どころだ。 赤西が演じるのは、壮亮の学生時代からの友人で、行きつけのバー「ブラッシュ」のオーナー・高田寛。ハナの師匠である「ル・ソベール」の前オーナーとも親交があった寛は、ハナが密かに想いを寄せる相手でもあるのだが……。 監督を務めるのは、Netflixシリーズ『幽☆遊☆白書』を手がけ、これまで数々のラブストーリーを世に送り出してきた月川翔。そして、もうひとつの主人公ともいえるチョコレートショップ「ル・ソベール」をはじめ、セット、ロケーション、衣装など本作の世界観を視覚的にデザインするのは、第92回アカデミー賞で作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』 のイ・ハジュン、編集も同じく『パラサイト 半地下の家族』を手がけたヤン・ジンモが務め、音楽は韓国で多数の音楽賞を受賞しダルパランが担当する。また本作の制作は、Netflix映画『毒戦』『ロ・ギワン』『20世紀のキミ』などを企画・制作した韓国の制作会社・YONG FILMが手がける。YONG FILMにとって、本作が初の日本作品となる。 主演の小栗をはじめ、ハン・ヒョジュ、中村、赤西、月川監督、制作・ショーランナーを担当するイム・スンヨン、エグゼクティブプロデューサーの岡野真紀子からはコメントも到着している。 コメント 小栗旬(藤原壮亮役) オファーを受けた際は、非常にしっかりとしたプロットをいただき、その時点で作品の世界観が明確に 見える様なものでした。 そこから続々と素晴らしいキャスト・スタッフの方々が集まり、作品が始まることをとても楽しみにワクワ クしていたことを覚えています。 今現在は日本と韓国という二ヶ国においての表現の違いや、言葉の感覚などをみんなで細かく確認・ 相談をしながら、最後の最後までより良い作品になるための努力を積み重ねながら現場を作っていっている途中でございます。 皆さんにワクワクドキドキをお届けできるように、この素晴らしいチームのみんなと引き続き楽しい作品 作りをしていきたいと思います。 ハン・ヒョジュ(イ・ハナ役) 長い時を経て、再び日本の作品に出演することができて嬉しかったです。さらに、韓国と日本のコラボレーション作品で韓国のプロデューサー、美術や編集、音楽のディレクターら韓国チームともご一緒し俳優として参加できることにとても喜びを感じています。 共同作業での撮影ということで、いくつか困難もありました。それでも、監督や共演者の皆さん、スタッフの皆さんととても楽しく撮影しています。俳優としても忘れられないよい思い出がたくさんできています。現場で久しぶりに新人俳優のような心構えで、新鮮な緊張感を感じながら、できる限りの最善を尽くしています。 ご覧になる皆さんが楽しめる作品を作るために、「最後の最後まで最善を尽くします」。多くの関心と応援をよろしくお願いいたします。 中村ゆり(アイリーン役) どんなに幸福に見える人の中にも その人だけの生きづらさがあって 見やすく楽しいロマンティックコメディの中で 滑稽にも必死に生きていく大人たちを この作品では描いています。 言語も違うキャストスタッフさんたちが ディスカッションを重ねていく上で コミュニケーションの大切さを リモートが当たり前になった昨今で 改めて感じ 皆んなで力を合わせております。 韓国から来てくれたハン・ヒョジュさん スタッフさん方が 異国の地できっと不安もありながらも 精一杯心を込めて明るく仕事をしてくださる姿に 何度も心打たれています。 最後までファイティン!で みんなで良い作品をお届けしたいと思います。 赤西仁(高田寛役) 韓国と日本の共同制作、国の垣根を越えた作品に参加することができ、心から嬉しく思います。 撮影過程で言語障壁と文化の違いなど多様な挑戦がありますが、日々楽しく良い経験をさせてもらっています。 この作品のヒロインが日常で日本語を日本人の様に喋れている事に感動しました。 彼女を筆頭に、韓国のスタッフも勉強をして日に日に日本語が上達し、寄り添って来てくれている姿勢を見て感銘を受けています。 そんなインターナショナルな現場を肌で感じて、多くの日本の俳優/チームもとても良い刺激をもらっていると思います。 Hanaというキャラクターもとても可愛いらしくて、この作品に華を持たせてくれているなという風に感じています。 僕の事は適当に見といてください。 月川翔(監督) 日本と韓国のスタッフ・キャストが、互いの文化や意見を尊重し合いながら取り組んでいます。 撮影前からずいぶん多くのディスカッションを重ねてきましたが、撮影現場でも、撮影するその瞬間まで「何が最善か」を皆で追い求めています。 ヒロインを演じるハン・ヒョジュさんが僕のiPadに書き留めてくれた言葉があります。 それは「마지막 마지막까지 화이팅!」という韓国語です。 日本語で「最後の最後まで頑張りましょう!」という意味だそうです。 この言葉をこのプロジェクトのスローガンのように抱えて日々の撮影に励んでいます。 着地点はまだわかりません。撮影しながらベストを探しています。 スリリングな作り方ですが、皆の力を結集して、皆様に素敵な作品をお届けしたいと思っています。 完成を楽しみにお待ちください! イム・スンヨン(制作・ショーランナー/YONG FILM) 10年間企画してきた作品が、韓国の脚本家の手を経て日本の監督の演出で、さらに日韓のトップ俳優の演技で完成する過程を見守る事が出来、本当に嬉しいです。韓国の制作会社 YONG FILM が企画・制作し、日本の Netflix で製作・配信されるこの作品が、多くの人々の関心と共に愛されることを願います。 岡野真紀子(エグゼクティブプロデューサー /Netflix) チョコレートショップ〈ル・ソベール〉のセットに一歩足を踏み入れた時、そこに広がる甘く美しい夢のような世界に心躍りました。この最高のセットや、日本の素晴らしい景色のなか、日本と韓国を代表する俳優たちがチャーミングで愛おしいお芝居を繰り広げております。日韓の最高峰のスタッフキャストがお互いの文化を尊重し、誇りを持って美しい物語を紡いでいます。
リアルサウンド編集部