【皐月賞展望】レガレイラ歴史的勝利なるか 牝馬Vなら76年ぶり
「皐月賞・G1」(14日、中山) 再び歴史的な勝利を目指す。牡馬相手に2戦連続のG1制覇を狙うレガレイラ。前走のホープフルSは後方から鋭い末脚を発揮し、G1昇格後、牝馬として初Vを成し遂げた。牝馬が皐月賞を制覇すれば、1948年のヒデヒカリ以来、76年ぶり史上3頭目の快挙となる。楠助手は「昨年よりも毛ヅヤは良く、健康状態はいい。いい休養になりました」と手応えを伝える。 朝日杯FS覇者ジャンタルマンタルは、デビューから3連勝でG1制覇。前走の共同通信杯は2着に敗れたが、本番での巻き返しを狙う。高野師は「筋肉の張りがいいし、肉体的な成長を感じます」と良化を強調する。 共同通信杯で2歳王者に勝ったのはキズナ産駒のジャスティンミラノ。2戦とも東京で勝利を挙げているが、前走は途中から動いて好位で折り合い、最後に速い脚を使った。中山コースにも対応できる機動力はある。 20年凱旋門賞の覇者ソットサスの全弟シンエンペラーは、ホープフルSと弥生賞ディープ記念で2着。展開が向かない中でも能力は示している。 他にも弥生賞ディープ記念を制したコスモキュランダ、京成杯を勝ったダノンデサイル、きさらぎ賞で無傷2連勝を達成したビザンチンドリーム、毎日杯を6馬身差で快勝したメイショウタバルなどの素質馬がそろい、注目のクラシック3冠初戦となる。