悲願の初Vあと一歩 中能登、全中駅伝男子3位
●一時トップに 主将若狭区間2位 悲願の全中駅伝日本一にあと一歩まで迫った。17日、滋賀県で行われた全国中学校駅伝大会で、優勝候補最有力とされた中能登の男子は出場した6人のうち5人が全国の舞台を経験しており、5区間で10位以内に入る活躍を見せた。一時はトップに立つなど能登の里山で鍛えた健脚ぶりをいかんなく発揮した。 強い風が吹く悪天候の中、中能登は序盤から先頭争いに加わった。4位でたすきを受けた4区の主将・若狭怜士(3年)が一気に3人を抜き、区間2位の快走で後続につないだ。 終盤までトップに食らいついたが、惜しくも初優勝を逃した。若狭は「チーム全員が全力を出せた。満足している」とすがすがしい表情を浮かべた。 来年は主力の3年4人が抜ける。2区で7位となった2年の川森獅月は「3年生がいなくなっても全国で優勝できるチームを目指したい」と前を見据えた。 ●女子は22位「堂々と走れた」 「15位以内」を目標に掲げて臨んだ中能登の女子は22位だった。昨年の19位より順位を落としたものの、主将の今井玲那(3年)は「全国の舞台で堂々と走ることができ、楽しめた」と満足げに話した。 ◆男子・中能登 区間 通過記録 区間記録 1区(3㌔)小室 快斗(3年)9分23秒(3) 9分23秒(3) 2区(3㌔)川森 獅月(2年)19分2秒(2) 9分39秒(7) 3区(3㌔)鵜家 拓斗(3年)28分55秒(4) 9分53秒(9) 4区(3㌔)若狭 怜士(3年)38分19秒(1) 9分24秒(2) 5区(3㌔)櫻井 水麓(3年)48分16秒(2) 9分57秒(8) 6区(3㌔)酒井 琉史(2年)58分24秒(3) 10分8秒(18) ◆女子・中能登 1区(3㌔)今井 玲那(3年)10分50秒(14) 10分50秒(14) 2区(2㌔)福井妃紗奈(2年)18分20秒(19) 7分30秒(25) 3区(2㌔)山本 結愛(1年)25分49秒(16) 7分29秒(7) 4区(2㌔)定塚 心瑚(1年)33分49秒(21) 8分0秒(29) 5区(3㌔)高宮さくらこ(3年)45分24秒(22) 11分35秒(31)