今月営業終了のANAホテル みどりHDが所有権取得【宇部】
31日での営業終了が決まっているANAクラウンプラザホテル宇部の建物と土地の所有権について、広島市に本社を置き、中・四国地方で不動産事業等を展開するみどりホールディングス(杉川聡社長)が取得したことが分かった。 同社の担当者が宇部日報社の取材に対し、2月26日に取得したことを認めた。今後の宿泊部門の運営に関しては、早期再開に向け実績のある事業者と交渉を進めているものの、時期に関しては未定。市の迎賓館的役割を担ってきた同ホテル3階の国際会議場の運営については、検討中という。 同社のグループ会社である第一ホテルマネジメントは、山陽小野田市千代町1丁目のセントラルホテルをはじめ、四つのビジネスホテルと三つの温泉リゾート施設を展開しているが、今のところ自社での運営は考えていないという。 市宿泊・コンベンション施設誘致対策室の古林学室長は「早期の事業再開に向け、できるだけの連携、協力を行っていく」と話した。