B’zの援護も空しく『おむすび』視聴率ダダ下がり…“歴代最低” 更新の可能性大で「浅ドラ」呼ばわりも
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』が、いよいよ崖っぷちだ。 12月26日に放送された第64話の視聴率は12.2%で、番組最低を更新(世帯平均、ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。この第13週(12月23日~27日)は、23日を除きすべて12%台で、週平均は12.7%。これまで最低だった第4週の12.9%から、さらに下げてしまった。 【写真アリ】「多忙すぎるから?」とファンが心配した橋本環奈の “目元のクマ” 「第13週は、肩のケガによってプロ野球選手への道を閉ざされた翔也(佐野勇斗)といったん別れたものの、ともに生きていくことを決めた結(橋本)が逆プロポーズするという、ドラマのヤマ場が描かれました。しかし、視聴率は大きく下落。つまり視聴者側は、ヤマ場どころか、盛り下がってしまったということです。 翔也が『ギャルになりたい』と言ったり、金髪になったり、歩(仲里依紗)からギャル魂を叩き込まれたりと、こんな大事なところでギャルを前面に押し出したのが敗因の一つでしょう」(テレビウオッチャー) 年末年始の1週間は放送休止だったが、その間にも総集編が放送されるなど、NHKは番組の宣伝に力を入れた。なんといっても大きかったのは、大晦日の『第75回NHK紅白歌合戦』に “おむすびファミリー” が出演したことだろう。 「紅白には司会をつとめる橋本環奈さんの応援に、共演者の北村有起哉さん、麻生久美子さん、仲里依紗さんが駆けつけました。さらに、ドラマの主題歌を担当するB’zがサプライズで登場。いくら主題歌を担当しているとはいえ、本当にB’zを引っ張り出したのには驚きました。『おむすび』をなんとかしたいという、NHKの本気度のあらわれでしょう」(芸能記者) 12月30日には、橋本に密着した『プロフェッショナル』も放送され、まさにNHKをあげての『おむすび』援護大作戦がおこなわれた感がある。 だが、その甲斐もなく、年明け最初の第66話(1月6日)の視聴率は12.4%にとどまってしまった……。 「近年、ネット上での追っかけ再生など視聴方法が多様化するなか、視聴率は以前ほど意味を持ちません。とはいえ、時計代わりに朝ドラを視聴する人は多く、朝ドラの視聴率はそれほど変動しないと言われているなかで、『おむすび』は大きく数字を落としています。いかに世間に受け入れられていないかということでしょう」(前出・芸能記者) 直近3年の朝ドラの平均視聴率は、以下のとおり。 ●『カムカムエヴリバディ』(2021年後期)17.2% ●『ちむどんどん』(2022年前期)15.8% ●『舞いあがれ!』(2022年後期)15.6% ●『らんまん』(2023年前期)16.6% ●『ブギウギ』(2023年後期)15.9% ●『虎に翼』(2024年前期)16.8% それに対し、『おむすび』は第66話までで13.7%。評価が散々だった『ちむどんどん』よりも大きく落ち込んでいる。このままでは、朝ドラ史上最低視聴率の『ウェルかめ』(2009年)の13.5%を下回る可能性も高そうだ。 まったく共感できないストーリーに “浅ドラ” とまで呼ばれ出した『おむすび』。もはや救済は不可能か。