前走・1着失格の無念晴らし“真の白星”! 2班復帰圏内も気が抜けない27歳競輪選手「大きく叩かないように、動くところは動きたい」
佐世保競輪のモーニング「CTC杯(F2)」が27日に初日を開催。4Rのチャレンジ予選を走った川野深(27歳・福岡=119期)に話を聞いた。 前回、伊東の初日予選は1位で入線したものの失格を喫し途中欠場となった。優勝した7月宇都宮以来となるはずだった白星はするりとこぼれ落ち、悔しい思いで帰郷した。そんなもやっとした思いで迎えた今シリーズは、初日から痛快な打鐘カマシを決めて逃げ切り勝ち。今度こそ正真正銘の白星をつかんだ。 「前回の失格を含めて流れが悪かったし、弱気な走りも多かったので初日は先行を含めて長い距離を行こうと思ったんです。詰まったところで行けたし反応もできた」と負の流れを断ち切ってみせた。 今シリーズを走る前の競走得点は76.21点。そこから失格分の3点が差し引かれるが、2班の点数を取るには72点台を有しておればクリアできそうで、今のところはセーフティ圏内にいる。来期2班への復帰が決まっているだけに、今期も是が非でも取っておきたい。 「佐世保を入れてあと3場所、大きく叩かないように。だからって意識するあまりにレースが小さくなってしまっては意味がないので動くところでは動きたいです」と残り1か月、最善を尽くす。(netkeirin特派員)