<解説>「新空港占拠」 覆面がもたらす汎用性の高いフォーマット
もっともフォーマットはマンネリにも通じるが、硬派なサスペンスとして人気を博した「ボイス 110緊急指令室」を手掛けたスタッフの作品ということもあり、今回の「新空港占拠」では前作より早いペースで“獣”たちの正体を明かしているほか、前作のキャラクターが“獣”に加わっているなど、バージョンアップを図っている。
10日放送の「新空港占拠」第5話の予告では「獣、全員面を取る。」とキャッチコピーが記されているが、前作をはるかに上回るハイペースで物語が進むようだ。結局のところ作品の面白さはフォーマットではなく、スタッフとキャストの力量次第。フォーマットから新たな方向に踏み出すストーリーの行方を見届けたい。