切手シートに墜落ヘリ掲載で「値打ちがある」鹿屋市長が謝罪
海自ヘリ墜落事故の関係者にとっては「衝撃」ともいえる鹿屋市長の発言について続報です。 昼過ぎの鹿屋市役所です。 エアーメモリアルin鹿屋の記念切手シートについて日本郵便が報告のために訪問したもので、第一航空群首席幕僚ら海上自衛隊鹿屋航空基地の関係者らも同席していました。 その席で、切手シートを受け取った中西市長はー 「今回事故を起こした同型の飛行機は?これです。左から2番目ですあこれ?事故後のすぐの写真で値打ちがあるんじゃないですか?」 市長が手にしていたシートには、伊豆諸島の海域で墜落した海上自衛隊SH60K哨戒ヘリコプターも記念切手としてデザインされています。 一夜明けた24日、市長は報道陣の取材に応じ、 謝罪の言葉を述べました。 しかし… 鹿屋市 中西茂市長 「発言した時には、自分の発言に対して特段違和感を持っていたわけではないですけどその発言内容を確認いたしまして、不適切であると改めて感じ、謝罪を、今様々な関係機関のみなさまに謝罪を申し上げているところございます。本当に申し訳ないことを発言であったと思っているところでございます」 自身の「発言に違和感を持っていなかった」という言葉。 KKBが23日午後担当職員を通じて取材した際も「話の流れで出た発言だった」「適切な表現ではなく取り消したい」と説明がありました。 KKBが「同席した自衛隊関係者は不快だったのでは」と質問したところ、「速やかに謝罪をする」と回答しました。 そんな中、23日墜落した2機の海上自衛隊のヘリコプターに乗っていて未だに行方がわからない7人の隊員のうち1人が、地元の鹿屋市出身だったとわかりました。 鹿屋市 中西茂市長 「わたしも24日報道で知ったわけですけど。本当にあの海上自衛隊のへりの事故で、地元出身の隊員の方が、まだ今だに行方不明ということで、非常にあの残念で心苦しい思いをしております。まあ一日も早く捜索活動が順調にすすんで確認されることを心からお祈り申し上げております」