経営危機に陥る公立・公的病院…知事の会が“国の支援”要望「切迫感・切実な状況を強く話した」
NST新潟総合テレビ
経営危機に陥っている公立病院や公的病院をめぐり、新潟県の花角知事が知事の会として厚生労働省に緊急の財政支援を要望しました。 花角知事は11月19日、医師不足の解消や持続可能な地域医療体制の構築を目指し、12の県で構成する知事の会の副会長として厚生労働省を訪れ、緊急の提言を行いました。 提言の一つが、地方の公立病院や公的病院の運営に対する“財政支援”です。 県内では、地域医療を支える2大ネットワークである県立病院とJA新潟厚生連病院がともに患者の減少や物価高騰などを背景に経営危機に陥っています。 提言書では、病院運営が厳しい中で、さらに人事院の勧告通り医師の給与を引き上げた場合、診療報酬でまかなえる状況にないとしています。 【花角知事】 「足元で血を止めないといけない。そこの切迫感・切実な状況を強く話した。局長も全国のあらゆる病院から聞いているとおっしゃっていた」 提言書を受け取った厚労省の森光医政局長は「しっかり受け止め検討する」と応じたということです。
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