村上宗隆「思ったより飛んでなかった」キング独走12号2ラン
◆JERA セ・リーグ 中日2―5ヤクルト=延長10回=(24日・バンテリンドーム) 【写真】こんなに体格違う!村上宗隆のプロ1号 頼れる主砲が仕事を全うした。0―0の初回2死一塁。ヤクルト・村上は、狙い球ではなかった涌井の初球のシンカーに反応し、捉えた。高々と舞い上がった打球は左中間フェンスをぎりぎりで越えた。手応えはあったが「思ったより飛んでなかったです」と苦笑い。本塁打王争い独走となる12号2ランに「とにかく先制したかった。初回からいい形で先制できてよかったです」。連敗脱出につながる2戦連発に胸を張った。 15日の広島戦(松山)で史上最年少24歳3か月で通算200号に到達。家族、友人らから祝福のメッセージや連絡が数多く届いた。「喜んでくれる人がいてうれしいです。また頑張ろうと思いました」と反響の大きさを改めて実感。身近な“ファン”からも残りのシーズンに向けた力をもらった。「連敗を止められたので、明日(25日)連勝できるように頑張ります」。苦境を救った背番号55の表情は明るかった。(長井 毅)
報知新聞社