<チェリまほ>安達&黒沢の初デート! “ヤバすぎる”デートプランに、浮かれた黒沢が心の中で歌ったオリジナル曲に視聴者反響
TVアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(毎週水曜深夜0:00-0:30ほか、テレ東ほか/ABEMA・Huluほかで配信)の第7話が2月21日に放送された。安達とのデートに浮かれるあまり、心の中で自作の歌を熱唱する黒沢の姿が視聴者を爆笑の渦に飲み込んだ。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】安達(CV.小林千晃)を全身コーディネートする妄想を膨らませる黒沢(CV.鈴木崚汰) ■「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」とは 童貞のまま30歳を迎えたことで“触れた人の心が読める魔法”を使えるようになった主人公・安達清と、イケメンで仕事ができる同期・黒沢優一が繰り広げるラブコメディ。原作は「ガンガンpixiv」(スクウェア・エニックス)で連載されている豊田悠による同名漫画で、通称“チェリまほ”として知られている。2020年に赤楚衛二と町田啓太で実写ドラマ化、翌々年には劇場版も公開されたことで人気に火がつき、シリーズ累計発行部数280万部を突破した。海外翻訳版も出版されており、タイでもドラマ化されるなど、国内外で愛されている作品だ。 そんな「チェリまほ」がついにTVアニメ化。奥田佳子監督のもと、サテライトがアニメーション制作を手がけ、キャラクターデザインを「ハイキュー!!」シリーズの岸田隆宏が担当。安達役を「クールドジ男子」や「地獄楽」などでも主役を務める小林千晃、黒沢役を「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」や「Dr.STONE」でも活躍中の鈴木崚汰が務める。 ■黒沢のデートプランに「ヤバすぎ」の声 「俺も 黒沢のこと好きだ」 前回、ついに両思いとなった安達と黒沢は週末に2人で出かけることに。人生初デートに緊張するあまり、夜遅くまで眠れなかった安達は当日大寝坊。悩んだ挙句に結局、普段通りの格好で待ち合わせ場所に現れる。何をするかもノープランのままだった。 一方、モデルのような体型で私服を着こなす黒沢。デートプランも完璧で安達をエスコートする。すれ違う人みんなが振り向くような黒沢と並ぶ安達は引け目を感じ、触れそうになった手を思わず振り払ってしまうのだった。 相手のことを意識するあまり、うまくいかない初デートのあるあるをなぞる2人。そんな第7話で多くの視聴者が注目したのは、黒沢の浮かれっぷりだ。安達の前ではスマートに振る舞おうとするが、心の中では自身が作詞作曲した「デート」を熱唱し、安達に服のコーディネートを頼まれた際には妄想を膨らませる黒沢。 さらには食事の前に安達を「夕飯の前にちょっといいかな」と、どこかへ連れ出す。すると、たどり着いたのはまさかのヘリポート。散歩は散歩でも黒沢が安達を誘ったのは“空の散歩”で、なんと彼はこの日を特別なものにするためにヘリコプターをチャーターしていたのだ。 黒沢は薔薇の花束を渡し、安達をヘリの中へエスコート。昭和のトレンディドラマのような黒沢のデートプランに、視聴者からは「どんだけ安達のこと好きなんだよ」「デートでこんな腹筋崩壊することある?」「黒沢優一作詞作曲の『デート』の配信を希望します!!!!」「ヘリで散歩はヤバすぎ」といった声が上がった。 ■黒沢のために“初めて”を乗り越えていく安達 ヘリで夜空を散歩中に安達の高所恐怖症が判明。すぐにヘリは着陸し、安達の気分が悪くなったことでデートは中断となった。失敗とも言える初めてのデートに落ち込む安達。だが、普段の調子を崩していたのは安達だけではない。黒沢もまた楽しみで浮かれすぎたことを反省していた。 家まで送ってくれるタクシーの中、安達は黒沢と手が触れ、その事実を知る。意外な一面に胸がときめくと同時に、傷ついた状態の黒沢をこのまま放っては置けないと思った安達。安心させてあげたいという一心で、翌日落ち込んでは灰になりそうだった黒沢を会社帰りに誘う。 お互いが好きな漫画の新刊を買いに行ったり、気取らない行きつけの居酒屋で呑んだりと楽しい時間を過ごす2人。それは安達なりの“デートのやり直し”だった。帰り道、安達は「俺は黒沢と一緒に楽しいことをしたい」と本音を打ち明ける。これまで相手を喜ばせるために必死だった黒沢はまた、安達のさりげない言葉に救われた。 その後、初めて安達から黒沢の手を握るなど、幸せそうな2人の姿に視聴者から「尊い!」という声が続出。一方でラストでは、安達が黒沢の心の声に返答してしまうハプニングも。“自分がもし他人に心の声を聞かれていたとしたら”と考えて安達は思わずゾワっとしてしまう。好きだから触れたい。だけど、触れたら相手が知られたくないであろう心の声を聞いてしまう。そのジレンマと安達はどう向き合っていくのだろうか。 ◆文=苫とり子