【RISE/GLORY】優勝賞金は破格の10万ドル、-65kg世界トーナメントに原口健飛・白鳥大珠の参戦決定、世界の強豪が集結
2024年12月21日(土)千葉・幕張メッセイベントホール『GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX』の記者会見が、9月9日(月)都内にて行われた。 【写真】日本のエース・原口が世界トーナメントに挑む 同トーナメントはRISE推薦選手4名、GLORY推薦選手4名の計8名により、ワンデーで優勝が争われる。優勝賞金は10万ドル(約1500万円)とこの階級では破格の額となった。 トーナメントの組み合わせは後日発表で、1カ月以内に決まる予定。ルールは基本的にRISEルールとなるが、つかんでのヒザ蹴りはワンキャッチワンアタック(1回のつかみで1回の攻撃のみ認められる)ではなく、攻撃が有効と認められれば何発でも蹴ることが出来る。 <出場選手> 〇原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)/RISE推薦 原口は空手出身で、高校からはボクシングを始めて17歳でプロデビューし、2016年西日本新人王決定トーナメントで準決勝進出。2017年にキックボクシングでプロデビューすると、わずか2戦目でACCELフェザー級王者となり、翌年(2018年)のRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。2020年1月にRISEライト級王座に就き、2020年10月には「DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」で優勝。 2022年6月の『THE MATCH』では第5代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の山崎秀晃に2R0分33秒、TKO勝ち。2023年3月にはジェレミー・モンテーリョをKOしてISKA世界王座を獲得。GLORYのランカーや推薦選手を次々と撃破し、2024年7月にGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンとの3度目の対決に臨んだが、判定で敗れた。戦績は26勝(17KO)4敗1分。 〇白鳥大珠(TEAM TEPPEN)/RISE推薦 白鳥はキックボクシングからボクシングに転向し、8勝(5KO)3敗の戦績を残してキックボクシングにカムバック。2019年2月に第5代RISEライト級王者に輝くと、3月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament」で優勝。2021年6月の「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」では皇治らを破って優勝。2023年は3月にK-1との対抗戦で佐々木大蔵に勝利、6月のフランス遠征は無効試合、12月にザカリア・ゾウガリーをKOしたが、2024年3月はイ・ソンヒョンに判定負け。6月にペトル・モラリから勝利をもぎ取り、9月にファーパヤップを初回KO。戦績は30勝(12KO)10敗1分1無効試合。 〇チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)/RISE推薦 コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の初来日以来、不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝し、2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破ってRISE世界スーパーライト級王座を奪取するなど日本では負け無しだったが、2024年3月にGLORYのミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫した。6月に母国でルンキットをKOし、WMO世界タイトルを獲得。9月には麻火佑太郎を初回KOした。戦績は61勝(31KO)17敗2分。 〇イ・ソンヒョン(韓国/RAON)/RISE推薦 “コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて戦い、世界の70kgのトップファイターを次々と撃破し、2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2023年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。7月にウェルター級に階級を下げて中野椋太と対戦するもKO負け。2024年3月、白鳥大珠を判定で破り連敗を脱出した。9月には中野にリベンジを果たしている。戦績は69勝(17KO)11敗2分。 〇ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)/GLORY推薦 ペッチことペットパノムルンはサウスポーで、2011年にプロムエタイ協会バンタム級王者、2013年にスーパーフェザー級王者となって2階級制覇。2015年にはトーナメント戦の『トヨタ・ムエマラソン』-64kg級で優勝、2016年にWMC世界ライト級王者となった。セクサン、サムエー、ペットモラコット、チャムアックトーンらスター選手としのぎを削って勝利を収め、2016年8月からはGLORYに参戦。2018年9月に ロビン・ファン・ロスマレンに挑戦し、判定勝ちでGLORY世界フェザー級王座を奪取した。 2018年にはGLORYの“ノックアウト・オブ・ザ・イヤー”に輝く。2021年11月にRISEに初来日を果たして原口健飛に勝利すると、2022年8月の原口との再戦を制してRISE世界スーパーライト級(-65kg)初代王者との二冠王となったが、2023年12月の初防衛戦でチャド・コリンズに敗れてRISE王座は失った。7月に原口との3度目の対決も制して8度目の防衛に成功。戦績は171勝(27KO)40敗3分。 〇ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)/GLORY推薦 トリンダーデはWAKO欧州スーパーライト級王者、ISKA欧州同級王者、MFC-65kg級世界王者のタイトル歴を持ち、戦績は58勝(24KO)7敗。2023年9月に『ONE Friday Fights』に出場すると来日経験のあるシップムーン・シェフブンタンを初回KO。12月のGLORYではベルジャン・ペポシに判定で敗れたが、GLORY推薦選手として2014年3月のRISEに初来日を果たすと、チャド・コリンズを左ハイキックで初回KOする大番狂わせを演じた。7月にGLORY世界フェザー級1位のエイブラハム・ヴィダレスを破り、1位にランキングされた。パンチに偏らず蹴りも強い。戦績は59勝(25KO)7敗。 〇エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/Living Legasy)/GLORY推薦 ヴィダレスは“ダイナマイトハンド”の異名を持つ強打者で、2018年11月からGLORYに参戦。4連勝を収めるもセルゲイ・アダムチャックにTKO負け。その後、2連勝で2022年10月にはペットパノムルンが保持するGLORYフェザー級王座への挑戦者に選ばれたが完封負けを喫した。2023年12月のRISEに初来日すると原口健飛と対戦、1Rに右フックでダウンを奪ったが2Rに逆転KO負けを喫した。2024年7月、ミゲール・トリンダーデに敗れGLORY世界フェザー級1位から2位に。戦績は18勝(13KO)4敗。 〇ベルジャン・ペポシ(アルバニア)/GLORY推薦 ペポシは2019年4月にプロデビューして9連勝(6KO)と波に乗っていたが、10戦目にして初黒星。その後は再び連勝街道を突っ走り、2019年11月にWFMCヨーロッパ-64.5kg王座、2022年3月にISKAヨーロッパK-1ルール -63.5kg王座、10月にWKN -65kg世界王座を手にしている。2023年2月の『GLORY 83』から参戦も3連敗を喫したが、12月にミゲール・トリンダーデにダウン応酬の大激闘で勝利すると2024年5月にアフマド・チク・ムーサ、9月にアユーブ・ブーラスを破り3連勝中。左ハイキック、左ボディに威力を持つ。戦績は30勝(16KO)4敗。GLORY世界フェザー級4位。
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