博多ストーカー殺人 被害者の母「死刑にしてほしい」 被告は遺族に謝罪も「待ち伏せなどしておりません」
<18日の裁判> ◆弁護側 「川野さんに気付いて何か思った?」 ◆寺内被告 「『なにしてんの』という感情」 ◆弁護側 「声をかけて相手はどんなリアクションを?」 ◆寺内被告 「『おお』みたいな感じちゃいますか」 ◆弁護側 「犯行現場前で立ち止まり会話した?」 ◆寺内被告 「あんまり覚えてないですけど、言い合いになった」 ◆弁護側 「包丁を手に取ったことは覚えている?」 ◆寺内被告 「多少覚えています」 ◆弁護側 「どうして手に取った?」 ◆寺内被告 「気づいたら倒れていたんで」
ストーカー規制法違反について無罪を主張、あくまで偶発的な犯行だと主張する寺内被告に対し、検察は24日、有期刑の上限となる懲役30年を求刑しました。 ◆検察 「川野さんの会社近くに立ち止まる行為は、ストーカーが成立する」 「強固な殺意に基づく残忍極まりないもので、悪質性が極めて高い」 一方、弁護側は「ストーカー規制法違反に当たらない」とし、懲役17年が妥当と主張。 証言台に立った寺内被告は、最後の意見陳述を行いました。 ◆寺内被告 「ご遺族の方、この度は大切な人の命を奪ってしまい申し訳ございません。毎日毎日後悔しております。幸せな家族の時間を奪ってしまい申し訳ありません。全てにおいて僕が悪いと思っています」 ◆裁判長 「それで大丈夫ですか?」 ◆寺内被告 「ほんまに待ち伏せなどしておりません」 最後まで待ち伏せを否定した寺内被告。 判決は6月28日に言い渡されます。
テレビ西日本