「サッカーでは何が起こるか分からない」

日本からゴールを奪い、喜ぶベトナムの選手たち。写真：梅月智史（サッカーダイジェスト写真部／現地特派）

　日本代表は１月14日、アジアカップのグループステージ第１節で、ベトナム代表とカタールで対戦している。 【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手＆監督の採点・寸評。４発勝利も６人に５点台の厳しい評価。MOMは２G１Aの８番 　覇権奪回を目ざす森保ジャパンは、11分にCKの流れから菅原由勢が放ったシュートのこぼれ球に南野拓実が反応。冷静沈着なコントロールショットで流し込み、幸先良く先制する。 　これで勢いに乗るかと思われたが、直後の16分にお返しとばかりにCKから、グエン・ディン・バクに巧みなバックヘッドで被弾。同点に追いつかれると、なんと33分にもFKから守護神の鈴木彩艶が弾いたところをファム・トゥアン・ハイに詰められ、逆転を許す。 　それでも45分に遠藤航のパスから南野がこの日２点目を決めれば、45＋４分に中村敬斗が芸術的なシュートで３点目をゲット。なんとか逆転し返して前半を終える。 　日本からすれば大苦戦と言える展開だが、ベトナム側すれば格上相手の大善戦だけに、同国のメディアは大興奮の様子だ。一時逆転した際、『vietnamnet』が「トゥアン・ハイが大成功を収める」と速報で伝えれば、『Tuoi Tre』は「ゴールキーパーのスズキのミスを罰する」などと意気軒高にレポート。 　また、『Tuoi Tre』には現地ファンから「みんな間違った予測をしていた」「サッカーでは何が起こるか分からない」「愛している！」といったコメントが寄せられている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部