【ナゼ?】「製造販売をやめる人もいる」手作りの漬物が消滅の危機⁉思わず二度見してしまう“極小シャケ弁当”が激売れ⁉いま『ごはんのお供』が日本各地で話題に…当事者を直撃取材
たくさんある“ごはんのお供”の中でも、絶大な人気を誇る『漬物』と『シャケ』。そんな人気ものたちが今、世間を騒がせています。一体ナゼなのか―?独自取材しました。 【ナゼ?】中国国内は今“激安ブーム”!“爆買い”は過去の栄光?
古き良き伝統の味、手作りの漬物が消滅の危機⁉背景には相次ぐ食中毒…“ごはんのお供”に何が?
(街の声) 「なくなるとすれば、やっぱり困ります」 「困ります、味がおいしいので」 多くの人が「なくなったら困る」と口をそろえる食べ物。それは―ご飯のお供、『漬物』。古くから親しまれてきた“おふくろの味”・手作りの漬物が、店頭から消えるかもしれません。そのワケは、食品衛生法の改正です。
2021年に食品衛生法が改正され、2024年6月から漬物の製造・販売に営業許可が必要になります。許可を得るためには、食品の国際的な衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」に沿った設備が必要になります。例えば、「蛇口は自動か肘で動かせるレバー式」「作業場は自宅の台所と兼用不可」「床や壁は水洗いが可能な素材に」などがあります。
背景には、全国で漬物が原因の食中毒が増えたことがあります。2012年に北海道で、白菜の浅漬けを食べて集団食中毒が発生し、8人が死亡。原因は、製造工程での不十分な殺菌でした。
全国の漬物生産者は、大きな岐路に立たされています。ぬか漬けを作っている青森県の生産者は、「法律の改正なので守らないといけない」と、約150万円をかけて作業場を改修しました。また、たくあんのぬか漬けや高菜漬けを販売している福岡県の生産者は、「『許可を取ってまでしない』と、漬物販売を辞める人もいる」と話しています。
東京・練馬区のスーパー『アキダイ 関町本店』でも、自家製のぬか漬けや白菜漬けなどを製造・販売しています。しかし、厚生労働省によると、『アキダイ』のような野菜果実の販売業に関しては、塩漬け・ぬか漬けの製造販売は許可が不要だということです。ただ、この条件に含まれない漬物、例えば『なます』などは、6月以降はこれまで通りの製造・販売ができません。
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