僕が見たかった青空、『スペアのない恋』で自己最高売上 夏を駆け抜ける“僕青らしさ”が全開に
<CD Chart Focus> 参考:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2024-08-19/ 【写真】僕が見たかった青空、乃木坂46「制服のマネキン」をオマージュ 2024年8月19日付のオリコン週間シングルランキングでは、僕が見たかった青空(以下、僕青)の『スペアのない恋』が、初登場2位を獲得。AKB48の『恋 詰んじゃった』やCANDY TUNEの『キス・ミー・パティシエ』がランクインする中での健闘ぶりだが、表題曲「スペアのない恋」はSNSでの総再生回数は500万回を突破し、有線放送リクエストランキング「USENリクエスト J-POP HOT30」(8月7日付)でも3位を獲得するなど注目を集めていた。さらに発売日には、AWAリアルタイム急上昇ランキングでも1位に。初週売上も自己最高を記録し、まさに快進撃を続けている。 僕青は乃木坂46の公式ライバルとして登場した23人組のアイドルグループ。デビューから1年足らずで『第65回 輝く!日本レコード大賞』新人賞を受賞し、2ndシングル『卒業まで』では初の選抜制を導入して話題を呼んだ。本作『スペアのない恋』は彼女たちの3枚目のシングルであり、記念すべきデビュー1周年となる8月30日を前にリリースされた新曲。選抜メンバー 青空組の11名が歌唱し、センターは3作連続で八木仁愛が務めている。 まず一聴して印象的なのはクリアでキラキラした印象のストリングスの音色。ミドルテンポのメロディラインを彩るようなアレンジが、初恋を歌った楽曲にふさわしい初々しさをプラスしている。その一方で歌唱パートはメンバーそれぞれの歌声を活かすよう、アップダウンの少ない構成。だからこそBメロの盛り上がりからサビへの流れが心地よく高揚感を感じさせている。〈恋したいわけじゃなくて/君だけを好きなんだ〉と力強く宣言する歌詞は、初恋のときめきはもちろん、僕青へ寄せるファンの思いを代弁しているかのようだ。作曲は、乃木坂46や櫻坂46の楽曲も数多く手がけるナスカ。爽やかかつ軽やかなポップソングは、夏の終わりのややセンチメンタルな気分とも絶妙にリンクする。