誰の声にしようかな。歌声を別人に変換するプラグイン
プロ向けの音場補正ソフト「SoundID Reference」などで知られるSonarworksが、AIを利用したボイスチェンジサービス「SoundID VoiceAI」をローンチしています。 【全画像をみる】誰の声にしようかな。歌声を別人に変換するプラグイン これはクラウドベースで提供されていて、自分で歌ったボーカルをまったく別人の声に入れ替えたり、鼻歌で作ったメロディを楽器の音に変換してくれるというスグレモノです。
クラウドベースでさくさく処理
プラグインを採用しているすべてのDAWで使用可能で、今のところ用意されているボーカリストのモデルは23種類、楽器は21種類。このモデルは今後どんどん増えていくそうです。 使い方は非常に簡単で、指定のトラックをどのモデルに変換したいか選ぶだけ。AIを利用するということで、PCに大きな負荷がかかりそうですが、クラウドベースゆえCPU負荷の高いAI処理はサーバー上で行なわれるので、そうした心配は皆無です。 暗号化によってプライバシーもしっかり守られます。さらに生成したボーカルは著作権フリーで、商用利用も可能。 AIボーカルは非常に急ピッチで進化していますが、デモを聴いている限り、SoundID VoiceAIも機械臭さがない非常にナチュラルな歌声ですね。楽曲を作っていて自分と違う声質のコーラスを当てたいときなどによさそう。男声↔女声の変換もありです。 料金は従量課金制になっていて、事前に購入したトークンを処理時間に応じて支払う方式。 2時間利用可能なSmallトークン:3,800円 5時間利用可能なMediumトークン:7,500円 10時間利用可能なLargeトークン:1万3000円 7日間限定で15分利用できる無料のお試し版もあるので、まずはこっちを試してみましょう。ボーカリストが変わると楽曲にも広がりが生まれますし、トラックメーカーにはかなり強力なツールとなりそうです。 Source: Media Integration
巽英俊