【オートレース】「エンジンが…」森且行2日目は7着~G2川口記念
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は23日、埼玉県川口オートレースで開催中のG2「川口記念」2日目・第10レース「二次予選A」に出走。8車立ての5枠からレースを開始したが、初日レースを快勝した時のシャープな足を最後まで繰り出すことができず、7着でゴール線を通過した。期待された連勝は果たせなかった。 ロッカーに戻ってくると、何度も何度も首を振って、小さなため息を連発して不発エンジンを振り返った。「いやあ、ま~ったく手前から、かいて行かなかったよ。なんだろう、エンジンがモタ~としているというか、ヌメ~としているというか…(森さんならではの独特表現で)。全然進んで行ってくれませんでした」 さあ、素早い立て直し、復旧策はあるのか。「もうね、また(エンジンを)バラすしかないのかなあ。もう、メンド~クセ~よ~(苦笑い全開で)。タイヤも厳しかったけれどね」。だめなら、諦めずにとことんやり直す。恒例の執念調整を施して、3日目は第7レース「準々決勝戦B」(午後5時43分発走予定)にいざ挑む。 レース後は、同レースで勝利した佐藤摩弥が寄ってきて、森が伝える状態報告を心配な表情で聞き入ってきた。しかし、最後は「オメデトウゴザイマス」と、丁寧な祝福の言葉を受け取ると、女王の表情は一転して晴れやかになっていた。そのスマイルを見た森の表情もこの時だけは大きく崩れていた。
報知新聞社