ガサゴソ 児童ら減農薬水田で生き物調査 「田にはいろんな生き物」/兵庫・丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市立城東小学校の5年生(16人)が3日、同市が推奨し、減農薬などによる環境や生き物に配慮した「農都のめぐみ米」の栽培圃場で生き物調査を行った。児童たちは手にした網をガサゴソと水田の中に突っ込んで、そこに潜むカエルなどの生き物を探った。 市職員や水田を管理している西荘生産組合のグループ「西荘共同作業」のメンバーと調査。「なんかおらんかな」と、青々と茂った苗の株間を凝視し、水面や水中で何かが少しでも動いたりすると、間髪入れずに網を突っ込んだ。見事にコオイムシやトノサマガエルなどを捕まえると「とったでー」と声を張り上げていた。 5年生は社会科で米づくりを学んでおり、農業から地域の環境を考えようと参加。児童は、「アメンボの数の多さにびっくり。田んぼにはいろんな生き物がたくさんすんでいることが分かった」と笑顔だった。