チャールズ国王、前立腺肥大症の手術を受ける 術後の容態についてカミラ王妃がコメント
現地時間1月26日(金)にチャールズ国王がかねてから予定されていた前立腺肥大症の手術を受けた。王室が発表している。 【写真】チャールズ国王がパパの表情を見せたレアなスナップ集 チャールズ国王はこの日の朝にロンドンクリニックに入院。王室は「国王は今朝、予定されていた治療のためにロンドンの病院に入院した。この1週間にお見舞いを送ってくださったすべての方々に感謝するとともに、自身の診断が公衆衛生意識にいい影響を与えていることを知り大変喜ばしく思っている」。同日の夕方にはお見舞いに訪れたカミラ王妃が病院から出てくるところを報道陣が捉えている。テレビ局「ITV」の王室レポーター、クリス・シップによると王妃は「彼は元気です。ありがとう」とコメントしていた。
王室の声明が公衆衛生の意識に触れているのには理由がある。前立腺肥大症は50代以上の男性に珍しくない疾患。関係者は国王が自分の診断を知らせることで、この疾患の症状がある男性に検査を受けるように後押ししたかったと雑誌『ピープル』に語っている。また「知らせなければ、人々は最悪の事態を想像したかもしれない。だからオープンにするのは賢明なことだった」。王室の声明の発表の影響は大きく、同誌の報道によると英国の国民保健サービスのウェブサイトでは前立腺肥大症に関する検索が10倍増加したという。
関係者は手術に先立ち、国王は入院中も病院で憲法上必要な職務を行うだろうと話していた。ちなみにロンドンクリニックは腹部の手術を受けたキャサリン皇太子妃が入院している病院でもある。2人が元気に復帰する日を待ちたい。