ソフトバンク岩井俊介が「異例の」3軍戦登板へ 1軍登録のまま、登板機会を求めて
ソフトバンクのドラフト2位ルーキー、岩井俊介投手(22)が異例の3軍戦登板に臨む。1軍に出場選手登録された状態のまま、仙台で楽天との2連戦を戦っているチームから離れており、15日は四国アイランドリーグplus香川との3軍交流戦(レクザムボールパーク丸亀)に登板する。 ■高々蹴り上げた脚!人気俳優が美フォーム始球式【写真】 岩井は今季2試合に登板。4月4日のロッテ戦(ペイペイドーム)でプロ初登板し、同30日の楽天戦(みずほペイペイドーム)でも1回を無失点に抑えた。その後は登板機会がない状態が続いている。1軍の救援陣は防御率0点台の松本裕樹と津森宥紀、リーグ3位の10ホールドをしている藤井皓哉らがそろう。さらに杉山一樹、澤柳亮太郎らも控えているため、岩井は登板機会に恵まれないこともあり、3軍での登板機会を与えられたとみられる。 14日に筑後のファーム施設で調整を行った岩井は「間隔が空いてるんで『投げてこい』って(首脳陣から言われた)。ありがたいっす。1軍のままなので」と笑顔で四国に向かった。15日は2イニングに登板する予定で、17日の西武戦(みずほペイペイドーム)から1軍に合流する予定。 昨季は1軍選手登録されていた古川侑利が5月にウエスタンで調整登板し、当時2軍監督だった小久保裕紀監督も「初めて見ましたよ。1軍から中継ぎで投げに来るなんて、1軍も試合してんのに。珍しいこと」と驚いていた。今回の異例の起用にも、首位を快走するチームを支える中継ぎ陣の充実ぶりが現れた。 (大橋昂平)
西日本新聞社