カレーでエゾシカ肉の消費拡大を 道と江崎グリコが協定
駆除したエゾシカの肉を有効活用するため、道は大手食品メーカーと連携協定を結びました。カレーに使ってもらうことで消費拡大を目指します。 道が20日、連携協定を結んだのは食品メーカーの江崎グリコです。江崎グリコは、カレーのルー開発などのノウハウを生かし、エゾシカ肉を使用した料理教室を開くなどして消費拡大を目指します。 20日に開かれた料理教室には親子16人が参加。エゾシカ肉が栄養豊富であることなどについて学んだ後、エゾシカ肉の良さを引き出すカレーやサラダの調理に挑戦しました。道内では、おととし14万5千頭のエゾシカを駆除しましたが、食用などに活用できたのは4万頭にとどまっています。 道環境生活部の加納孝之部長は「エゾシカによる交通事故、列車事故件数も昨年は過去最多。捕獲されたエゾシカ肉の有効活用につきましても取り組みの強化が図られると大いに期待している」と話していました。