博多華丸 つんく♂と大谷翔平の共有点を発見「打ったらもう次のことを考えてる」
長い付き合いのある3人が、思い出話を交えながら、これまでを振り返りました。 1月14日(日)の『ボクらの時代』(フジテレビ)は、つんく♂さん、博多華丸・大吉(博多華丸さん、博多大吉さん)が登場しました。 【写真】『ボクらの時代』の収録シーン
博多華丸「僕がその気になったら、モー娘。はなかった(笑)」
つんく♂さんと華丸さん、大吉さんは、旧知の仲。特に、華丸さんとはブレイク以前からの友人だといいます。 つんく♂さんは、シャ乱Qとしてヒット曲を連発していたころから「早く東京においで」と言っていたそう。 つんく♂:だって、福岡でずっと1番で。 華丸:いやいや。 つんく♂:そのまま、ぬるま湯みたいな感じやん。 華丸:(笑)。はい、そうですね。飲みに行ったら、よく言ってました。 大吉:ありがたいですね。 つんく♂:バンドやったら、絶対に上京してるやん。誰かが動かないと!と思った。 大吉:あ、「誰かこいつらを引っ張ってやるやつがいないといけない」って思ってくれたんですね。 つんく♂:もしくは、とっととやめて政治家になって!と思ってた。 大吉:(吹き出して)本当、これはもう…。 華丸:すぐ言うんですよ。 大吉:ありましたね、本当。今思えば冗談だったと思うんですけど、いやでも本気でしたよね。華丸さんを、福岡県議会議員にしよう運動。 華丸:つんく♂さんが1人でね、やっていただきましたよ。 大吉さんが「普通、飲み会の席の空想話で終わるけど、つんく♂さん、熱が入り過ぎて。プロデュース力を発揮して、戦略を立て始めた」と振り返ると、華丸さんは「僕がその気になって出馬して、僕をプロデュースしてたら、モーニング娘。できなかったと思いますよ。モー娘。の前だもん、あれ」と笑い合いました。
博多大吉「東京とか大阪に行っても、僕らよりすごい人っていっぱいおる」
福岡で活躍していた華丸さんと大吉さん。大吉さんは、長らく「東京に出ていかなかった理由」を語りました。 大吉:当時の福岡吉本のプロデュースというか、社員さんが芸人を育てていたんですけど。方針が「お前らみたいなもんが売れるか、ボケ!」だったんですよ。 華丸:(苦笑)。 大吉:これは、裏返しなんですよ。「だから頑張れ」と。「お前らみたいなもんがボーっと遊んどって売れるわけないやろ、だから人の何倍も努力して、何倍もネタ書くねん」という方針だったんですけど…。 華丸:うん。 大吉:「お前らみたいなもんが」という主語がデカすぎて。で、そこから一応いろいろ努力もして、ネタも書いて、テレビとかも出てたんですけど、やっぱどっかそれが残ってて。だから結局…。 華丸:卑屈よね。 大吉:うん。東京とか大阪に行っても、僕らよりすごい人っていっぱいおるしなっていうのがあって。 華丸:そうそうそう。 つんく♂:きっと、ビビッてたんやろね。 華丸:おっしゃる通りです。本当にビビッてました。もう本当、関西人は全員面白いと思ってたんで。電車に乗って飛び交う言葉が、もうなんか漫才師に聞こえて。だいぶ年とってからだと思うんですけど、「あれ?大阪の人でも、面白くない人おるばい」、それに気づくのが、マジで時間かかりました。 大吉:うん(笑)。 つんく♂:東京にハマろうとするとすべるんよね。 大吉:おっしゃる通り、確かにそうで。 つんく♂:俺らの音楽も、大阪のまま行けばええのに、東京行ってから東京に合わせようとした。だから「シングルベッド」まで2~3年かかったんよね。あのころは、3年で契約が切れるので、ギリやった。 華丸:ああ、じゃあギリギリだったんだ。もう、土俵際だったんですね。 大吉さんは「今の時代、ミュージシャンの方でも芸人でも、メジャーデビュー2~3年でブレイクするって早いな、すごいなってなるけど、当時は違ったんですね」と感心しました。