テロに備え乗客安全確保など対応確認 JR八幡浜駅で警察や高校生ら訓練(愛媛)
2026年に愛媛で開かれる全国植樹祭などに備え八幡浜署やJR四国は10日、八幡浜市江戸岡1丁目のJR八幡浜駅でテロ対応訓練を実施した。乗客の安全確保や取り押さえなど一連の対処法を確認し、防犯意識を高めた。 署員や地元高校生ら約30人が参加。訓練前には駅員が県警本部の担当者から、刺股を使う際の姿勢や上下に振ることなど有効な使い方を学んだ。訓練は列車をホームに降りた男が刃物を振り回し、爆発物のようなものを放り投げたと想定。高校生10人は駅構内で列車を待っていた設定で、駅員が「落ち着いてください」と生徒の安全を確保しながら、刺股でけん制し時間を稼いだ。
愛媛新聞社