那須川龍心がトーナメント覇者の松本天志を破り、塚本望夢へのリベンジマッチをアピール【RISE】
RISEの年間最大のイベント「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)で那須川天心の弟・龍心(TEAM TEPPEN)がフライ級のランキング1位の松本天志(TARGET SHIBUYA)と対戦し、不利という下馬評を覆し3-0の判定勝ちを収めた。 2人は昨年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」に出場。那須川は準決勝で塚本望夢に破れ、松本はその塚本を決勝で下し優勝を果たしている。 1R、松本はサウスポー、那須川はオーソドックスの構え。前手で距離を探りながらともにローで牽制。松本は左ミドル、那須川は右インロー。那須川は相手の入り際に左フックをヒット。那須川の右インローがローブローで中断。再開後すぐにゴング。 2R、前手での距離の探り合いからともにロー、パンチにつなげる。松本はワンツー、バックスピン。那須川は右インロー、ワンツー。前手のジャブの刺し合いではテクニックで勝る那須川が制し、松本は入りにくい。那須川は右ストレート、ローを当てていく。松本は那須川のパンチをもらって鼻血を流す。
3R、那須川は飛び込んでストレート、アッパー。松本はバックステップでかわし、左ミドル。圧をかける松本。那須川は中に入りパンチを当てていく。松本は距離ができると左ミドル。回転技を繰り出す那須川だが、これは不発。那須川は中に入って右ストレート。松本の左ミドルに那須川は右ハイ。松本は終盤、圧をかけて左ストレート、左ミドルと手数を増やすと那須川も応じパンチの打ち合いに。その中でも那須川のガードは固く、那須川の優勢のまま試合終了。 判定は3Rとも1ポイントも落とすことなく3-0で那須川が制した。那須川は試合後のマイクで「下馬評では“この相手に勝てばすごい”と言われ、正直むかついていたんですが、結果で見返せてよかった。6月にエディオンアリーナ大阪でやると聞いたんですが、塚本選手、6月どうですかね。相手の敵地で前回負けた塚本選手にやり返したいんで、挑戦者決定戦としてやりましょう。いい返事待ってます」と塚本とのリベンジマッチをアピール。そしてその先に松本を破り、第2代RISEフライ級王者となった数島大陸への挑戦も見据えた。