６月６日のトレーニングを外で行った川崎フロンターレの三浦颯太　撮影：中地拓也

　6月6日、川崎フロンターレのトレーニングに三浦颯太が久々に姿を見せた。その際に起きたあるやり取りが話題になっている。 ■【画像】「泣ける!!!」「愛ある言葉!」負傷離脱していた元日本代表・川崎DF三浦颯太にチームメイトが掛けた「絆を感じるやり取り」■ 　今季の川崎の新戦力として活躍していた三浦は、現在、戦線離脱している。4月3日に行われたJ1第6節の横浜F・マリノス戦で左膝外側半月板を損傷。同11日に手術を行っていたことを、クラブが14日に発表していた。 　以来、川崎の全体練習に合流できず、さらにはグラウンドにも降りてくることができていなかったが、6日の練習で負傷後、初めてピッチに。ウォーキングや軽いランニング程度ではあったものの、芝の上で感触を確かめた。 　そんな三浦に近寄って行ったのがチームメイトのDFジェジエウだった。ブラジル人DFは三浦と握手をして、ハグをするようにする。そして、「オネガイシマス、ハヤクカエッテコイ」と激励。復帰に向けて懸命のリハビリをする三浦に呼びかけた。 　2000年生まれで現在23歳の三浦は、23年にヴァンフォーレ甲府でプロ入り。すでに特別指定選手として22年にJ2リーグでプロ入りしていたが、23年末までのJ2リーグでの出場はトータルで26試合のみだった。 　それでもそのポテンシャルが認められて川崎入りが決まると、さらに、24年1月1日にはサッカー日本代表としてもデビューし、国立競技場でプレーしていた。

■「ジェジの愛ある言葉!」

　本誌の現場取材者がこの三浦とジェジエウのやり取りを紹介すると、以下のような声が寄せられていた。 「これは素敵すぎる!三浦颯太、早く帰ってこーい!」 「ジェジの愛ある言葉!」 「ジェジ好きだわぁ」 「ジェジは本当にナイスガイなんだよなぁ!」 「ジェジ!!!泣ける!!!」 「ちょっともうこっちも泣けるわ、ジェジさん最高、みうりん待ってるよ…」 「ジェジ兄、イケメンすぎる」 　三浦は今季、川崎颯太で6試合に出場。そのすべてが先発出場で、左SBとしてチャンスを作り続けていた。 　試合出場はまだ先になるが、復帰すれば戦力となることに疑いの余地はない。早期の復帰が望まれるが、それと同時に、川崎の選手の絆が確認された復帰への一歩でもあった。