大手旅行会社広報職から化粧品メーカーの広報職へ…株式会社伊勢半の日下部氏が語る「広報のやりがい」とは
株式会社伊勢半は、2025 年に創業200 年を迎える総合化粧品メーカーです。読者の皆さんも「ヒロインメイク」「キス」「リップアーマー」などを店頭で見かけたことがあるのではないでしょうか。 【写真】新入社員は入社後2年でMUJI店長 良品計画の「店舗で育つ人材育成」で磨かれるマネジメント力 お話を伺ったのは、伝統を大事にするとともにバズる商品を次々と生み出す株式会社伊勢半で、広報職として活躍する日下部かおりさんです。 日下部さんは、大手旅行会社JTBグループで約8年間、多岐にわたる業務に携わったのち広報担当へ。広報の仕事にやりがいを感じ、より専門性を高めるために転職を決意したといいます。現在は伊勢半で、日下部さん発案の社外向けニュースレターを発行したり、インスタグラムのライブ配信を利用して商品の魅力を紹介されたりしているそうです。 広報職のやりがいとは何か、コロナ禍だった20代後半に、他業界への転職を決意された理由は何だったのか、これからどのようなキャリアを積んでいきたいのか、お話を伺いました。
ポジティブな気持ちで向き合えた「広報職」という仕事の魅力
―新卒でJTBグループに入社し、社会人としてのキャリアが始まったそうですね はい。JTBグループには約8年間在籍し、様々な仕事を経験させていただきました。私自身、家族旅行の計画や下調べを率先して行うなど、学生時代から旅行好きで憧れの業界でした。また、大学も外国語学部に在籍していたこともあり、国内外を問わず旅をしていたことも志望動機の一つになりました。 ―JTBグループでも広報職を経験されたと聞いています そうですね。キャリアを積んでいく中で広報のポジションへ異動となりました。偶然のこととはいえ、人前で話をしたり、文章を書いたりすることが好きで、かつ自分の思い入れのある「旅行」に関する発信ができることがとても楽しかったです。 たしかに、旅行商品を実際に作るといった業務からは離れたものの、自社の取り扱う全ての商品にかかわることができる立場でもありましたので、そうした点も仕事をするうえでのやりがいに感じる部分でした。 ―広報職ならではのやりがいがあったのですね 広報は自分の言葉で多くの人に魅力を伝える仕事です。多くの仕事を経験させていただきましたが、自分にとっては一番適性のある仕事だと感じました。ポジティブな感情を持ちながら仕事に向き合えたことを覚えています。