輪島市長「生き埋めは把握できず3桁はいく」発災から丸4日経過…珠洲市内9地区で孤立解消(5日午後4時時点)
最大震度7を観測した能登半島地震による、石川県内の死者は94人となりました。地震発生から丸4日となる中、被災地では行方不明者の捜索が急務となっています。 JNN記者団 山口駿平 「午前9時、救助犬を連れた自衛隊による行方不明者の捜索が始まりました」 輪島市内では5日朝、自衛隊員が災害救助犬とともに倒壊した家屋を1軒1軒回り、住人が取り残されていないか確認していました。県内でまだ連絡が取れない安否不明者は5日午後2時時点で222人に上っています。 また輪島市内の生き埋めの件数について、坂口茂市長は「把握しきれていないが3桁はいく」と話し、100人を超える見通しだということです。 自衛隊員「誰かいませんかー!誰かいませんかー!」 被災者 「本当に日本全国から助けに来ていただいて…ごめんなさい、ありがたいです」 この一方、4日から営業を再開した輪島市水守町のガソリンスタンドにはきょうも給油待ちの車で長蛇の列ができていました。 給油しに訪れた人 「貴重です、大変うれしい。おかげさまで…」 まもなく地震発生から丸4日が経ちますが、輪島市で14地区、能登町で5地区、珠洲市で3地区、穴水町で1地区と、複数の集落が未だ孤立状態となっています。5日午後4時現在、人数を確認している輪島市を除き、少なくともおよそ160人が孤立しているということです。
北陸放送