リンゴ花見会 散策楽しむ 阿東の3農園【山口】
県内有数のリンゴの産地、山口市阿東地域にある三つのリンゴ農園で13~15日、花見会が開かれた。3日間で約200人が訪れ、白く愛らしい花に酔いしれた。長門峡梨と徳佐りんごのお花見実行委員会主催。 15日は友清りんご園(友清光博代表)で開催。約3㌶の農地に600本のリンゴの木がある。緑の葉と濃いピンク色のつぼみ、薄くピンクが残る白い花びらが木々を彩っている。質の高い実にするため、せん定されて垂れ下がった枝が〝花のトンネル〟を演出。ぐんま名月とあかぎは満開で、同園で最も数が多いふじはもうすぐ見頃を迎える。曇りの中でも花をめでて散策し、スマートフォンやカメラで撮影を楽しむ人々の姿が見られた。 イベントは2019年から開催。実行委の一人で、徳佐りんごを使ったスパークリングワインを手掛ける「やまぐちシードル」の原田尚美代表(40)がリンゴの花に感動し、多くの人に知ってもらおうと始めた。「リピーターも増えて、だんだんと定着してきている。リンゴや阿東地域の魅力を今後も周知していきたい」と話した。 友清代表(55)によると21日までが見頃。同園は無料開放しており自由に散策できる。