クリスマスの集中攻撃にゼレンスキー大統領「これ以上、非人道的なことがあるだろうか」
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、SNSへの投稿で、ロシア軍が同日、ウクライナ各地で発電施設を標的に、70発以上のミサイルと100機以上の無人機で大規模攻撃を実施したと明らかにした。ゼレンスキー氏は「プーチン(露大統領)は意図的にクリスマスを選んで攻撃をしかけた。これ以上、非人道的なことがあるだろうか」と非難した。 【表】一目でわかる…ロシアの戦力はウクライナを圧倒している
ウクライナ軍は、このうち59発のミサイルと54機の無人機を撃墜したと発表したが、ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」などによると、東部ハルキウで6人が負傷したほか、西部イワーノ・フランキーウシクなどで爆発が起きた。ウクライナ最大の民間エネルギー企業DTEKは、複数の火力発電所が「深刻な損害を受けた」としている。
露軍は電力需要の高まる厳冬期を前に、ウクライナの電力施設を狙った攻撃を続けている。