香港政府観光局（ＨＫＴＢ）は23～26日、アジア太平洋各地からミーティング・インセンティブ（Ｍ＆Ｉ）旅行の業界関係者約110人を香港視察旅行に招待した。Ｍ＆Ｉ関連の視察としては過去最大規模となった。 　観光局は、Ｍ＆Ｉ旅客向けの体験・アクティビティー100以上を掲載した「香港インセンティブ・プレーブック」を作成。◇アート・文化◇ウェルネス・自然◇ローカルエリア◇ナイトライフ・パーティー◇香港を象徴するもの――の五つのテーマで構成し、水墨画や太極拳のクラス、香港式火鍋などを紹介している。 　視察旅行では中国本土、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、韓国、インドの旅行代理店の代表者がプレーブックで紹介しているアクティビティーを体験。今後の商品開発に生かしてもらい、旅客誘致につなげたい考えだ。 　観光局の程鼎一（デーン・チェン）総幹事（事務局長）は、この１年に香港ではＭ＆Ｉ旅行市場が目覚ましい回復をみせていると指摘。23年はＭＩＣＥ（会議、視察、国際会議、展示会・見本市）の宿泊客延べ130万人のうち６割以上がＭ＆Ｉの旅客だった。