団塊世代に元気を!閉校した小学校を活かした資料館には懐かしい昭和の生活用品がズラリ30万点以上 岩手・花巻市
岩手県花巻市にある「山の駅 昭和の学校」です。 13年前に閉校した花巻市立前田小学校の校舎を活用しています。 【写真を見る】団塊世代に元気を!閉校した小学校を活かした資料館には懐かしい昭和の生活用品がズラリ30万点以上 岩手・花巻市 外にたくさん飾られたホーロー看板を見ただけで「懐かしいものがいっぱいありそうだな」という期待感で満たされます。 前田小学校の卒業生で、町おこしの活動をしている照井正勝さんが北海道や東北地方のお店を訪問し、たくさんのお店の協力を得て、懐かしい昭和の生活用品の資料館を開きました。 最初に目に飛び込んでくるのは三種の神器のコーナー。 脱水機ではなく、しぼり器がついた洗濯機が懐かしいです。 前田小学校の校舎は真ん中に吹き抜けがあり、その外側に教室が並んでいるおしゃれな造りでした。 「山の駅 昭和の学校」は「文具店」「映画館」「駄菓子屋」など、それぞれの教室をテーマごとの展示室として活用しています。 こちらは「文具店」の展示室です。 ノート売り場は当時の雰囲気そのまま。 鉛筆削りの隣には「鳥もち」が置いてあります。 当時は「文具」として売られていたようですが、果たしてどのような用途で使われていたのかな? こちらは「おもちゃ屋」の展示室。 「ウルトラマシン」はピンポン玉のようなものを投げてくるピッチングマシンのようなもの。筆者の家にもありました。 「巨人の星」のエポック社の野球盤も懐かしいですね。 そして、さらに懐かしいのはこちら。 「ライトプレーン」です。簡単に組み立てられる飛行機です。 手元で一回転して飛んでいくもの、すごく飛距離の長いグライダーなど機能面だけでなく、コンドルをイメージしたもの、白鳥をイメージしたもの、パンダをイメージしたものなどデザインも様々です。 カメラコーナーには懐かしいフィルムカメラがいっぱいです。 フィルム売り場のケースも今では見かけなくなりました。 時計店のコーナーにはたくさんの柱時計が。 そういえば、昔は必ず枕元にこのような横に長い時計が置かれていたものです。 何しろ30万点ですので、一度の訪問ではすべての展示物を見きれないほどです。 (それでも、展示しているもの以外に倉庫に置いてあるものもたくさんあるということです) 校長の照井正勝さんは「日本が元気で、希望に満ちていた『昭和』の空気にふれることで、団塊世代の男性たちに、元気になって欲しいです」と話していました。
懐かしい昭和の生活用品が並ぶこの「山の駅 昭和の学校」。 休校日は毎週火曜日(祭日の場合は翌日休校)と年末年始とのことです。 お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんなどを誘って、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
IBC岩手放送