カンニング竹山、劇団ひとりに本気で殴られたシーンがカットになったことを明かす「ドリフのコントを考えるのって……」
1月15日（月）、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之と土屋伸之がパーソナリティを務めるラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」（ニッポン放送・毎週月曜～木曜13時～15時30分）が放送。ゲスト出演したカンニング竹山が、「ドリフに大挑戦！ドリフ結成60周年爆笑大新年会SP」（1月11日 フジテレビ系）の収録の際、共演の劇団ひとりから本気で殴られたことを明かした。
番組内のコントでいかりや長介の役回りを演じた竹山は、同じコントで共演した劇団ひとりとのやりとりを話題にあげた。覚えることや段取りが多かったため、劇団ひとりから「竹山さん、ある程度の筋（すじ）は頭に入ってるから、あとはアドリブでいきません？」と持ちかけられた竹山は「それがいいよ。俺たちは俺たちで、それでやろう」と賛同。そのまま、コントは本番を迎えたという。 竹山：（※修学旅行で宿泊する宿の設定で）生徒がうるさいから、いかりやさんの役（先生役）の俺が生徒の部屋に行くわけ。「お前ら、寝ろって言ってるだろ！」って怒鳴ると、生徒役の劇団ひとりが「俺、寝ません！」とか言って、アドリブかましてきたわけ。「『寝ません！』じゃねーよ。寝なきゃいけないんだよ」って言ったら、劇団ひとりが「さっきからうるせーんだよ！」って俺のことグーで殴ったの。 （一同 爆笑） 竹山：“バチンッ”って殴られて、俺吹っ飛んで……「やべぇ。殴ったこいつ」って思って立ち上がって「何やってるんだお前！」って言ったら、劇団ひとりが、もう一回殴ってきて、計3回グーで俺のこと殴ったの。 （一同 爆笑） 竹山：でもね。めちゃくちゃウケたの。 塙：ウケるでしょう。
観客の前で収録されたこのコントは、体を張った甲斐もあり爆笑が起きたものの、「“お笑いの殴り”じゃないから」という判断で、その部分はカットして放送されたことを打ち明けた。これには塙も「本当に殴るから面白いんですけどね」と笑いながら補足を入れたが、この経験を経て竹山は改めて“ベタの偉大さ”“ドリフのコントがいかに凄い台本か”を実感したという。 竹山：あのコントを考えるのって「簡単なことだ」って（若い頃は）ナメてたけど、（実際は）あれ難しいと思うよ。 塙：何から考えて……設定なのか、道具なのか、どうやってたんでしょうね。 竹山：「そんな“ベタ”なこと出来るか！」みたいなことを勝手に思うんだけど、それが凄く重要だったりするわけじゃない。この“ベタ”から志村さんがどういう風に持っていくかとか…… 土屋：“ベタ”なことで笑いを取るのって、意外と難しい。 竹山：難しいんですよ。
竹山は、緻密なコント作りが行われていた会議の話をしつつ、高木ブーが一見、ただ黙って座ってるだけのように見えたが、今見返すと「だから高木ブーさんずっと黙ってるんだ」とその意味にも気付かされ感銘を受けたという。これに塙も冗談混じりに「子供の頃、高木ブーさん下に見てましたもんね」と話すと、スタジオ一同からも笑いが起こった。以前は気づかなかったドリフのコントの構成に感心しきりの一同であったが、「それに出てるのが凄いですね」と竹山の活躍を讃える塙であった。
