JR豊肥本線 走行中の車両ドア開閉の重大インシデント ケーブル裂傷は動物と衝突の可能性 大分
大分放送
運輸安全委員会は2022年にJR豊肥本線で起きた車両のドアが走行中に開閉した重大インシデントについて、調査報告書を公表しました。 【写真を見る】JR豊肥本線 走行中の車両ドア開閉の重大インシデント ケーブル裂傷は動物と衝突の可能性 大分 JR豊肥本線では2022年10月に豊後荻駅から豊後竹田駅の間を走行していた普通列車で、車両右後方のドアが開閉しました。 このため、運輸安全委員会は重大インシデントに認定し、事故の原因を調査してきました。 29日公表された報告書によりますと、原因は連結器のケーブルが裂けて、雨水が入り、誤った電圧がかかったことや、ドアの開閉を防ぐ保安回路が正常に機能しなかったことなどの可能性が高いとしています。 ケーブルの裂傷については、動物と衝突した際に生じた可能性があるとしています。 また、保安回路は車両製造の時に誤った結線があったと考えられます。報告書ではJR九州や製造元の新潟の会社に、検査の徹底などの再発防止を求めています。
大分放送